TRILLIUM OVAL Cattleya

RSNA2018 Report:
2018.11.26

 高画質と快適性を重視したTRILLIUM OVALが、新たなアプリケーションを搭載し新登場。
 BSI画像とQSM画像の同時取得が行える「QSM with BSI」、3D GRASEによる高速撮像と3D isoFSEによる歪みの抑制を両立しラベリングも簡便に設定可能な「3D ASL Perfusion」、乱流の影響を低減する「isoMSDE」、肝臓において息止めなしでも高分解能の画像が得られる「Liver Drive」などの機能で、撮影にかかる手間を和らげつつより精密な画像を確実に得られる。
 横幅74cmのOVAL Patient Boreと天板幅63cmの寝台による圧迫感の緩和、4ch-4port独立制御可能なコイルによる照射不均一の抑制といった、ハード面の利点も勿論据え置きだ。 患者に優しく、術者にも使いやすく、何より画像も精確。優れたハードと優れたソフトの融合で、現場の要望をまとめて叶える製品だ。

TRILLIUM OVAL Cattleya
3D ASL Perfusionで、ASL画像を高速で得られる。位置決めも容易だ。

3D Multiphase ASL Perfusion

 現在開発中の機能で、より安定してASL Perfusion画像を得ることができる。
 従来のASL画像は1つのPLDの情報しか設定されていなかったが、この3D Multiphase ASL Perfusionでは7つのPLDを設定してフィッティングする。これをCBF Map、ATT Mapに出力し安定した評価が可能となる。
 3D ASL Perfusionは共に展示中のTRILLIUM OVAL Cattleyaにも搭載されている機能であり、同機能の更なる可能性を感じさせた。

3D ASL Perfusionの評価を安定化する。