RSNA2018 Now on Report!@穐山雄次先生(広島大学病院診療支援部)

RSNA2018 Report:RSNA2018 Now on Report!
2018.11.26

25日(日)
いよいよRSNAが開催されました。本日の天気は雨。ホテルから無料シャトルバス乗り場まで小走りで濡れながら移動しました。気温は少し暖かいです。
マコーミックプレイスの会場に到着し、まずはマクドナルド店によりハンバーガーとコーヒーを飲みながら10時からの機器展示オープンを待ちます。
機器展示はSuuth とNouth に分かれており全てを見て回るには1日では足りないほどの大規模なブース会場です。
さて、まずはフィリップスのブースです。今回のMR装置の最大の目玉はHelim-free です。従来の装置では、静磁場コイルを冷却する液体ヘリウムが1000リットル以上は必要であったのに対し、僅か7リットルでまかなえるというものです。これによるメリットは、ヘリウムの充填に膨大なお金がかからないこと。クエンチダクトの設置が不要なこと。そして、Easy swich と呼ばれていましたが磁場をスイッチングによりオン、オフできることです。
その他、呼吸同期の新しい手法がありました。ガントリー内にカメラが装着されており胸郭から腹壁のあたりをモニタリングし呼吸による動きをリアルタイムに感知しモニタ表示する Vital Eye/Vital Screen というものです。写真2のガントリーの中にあるヘッドコイルの横の白くて丸い球状のものについている黒い点がそのカメラです。
初っ端から常識を覆す驚きのテクノロジーです。まだまだ初日どんなことがあるかわからないRSNA2018、ワクワクしてきました。