エキスパートがお届け!!Site of RSNA@庄司友和先生(東京慈恵会医科大学附属病院放射線部) Part4

RSNA2017 Report : エキスパートがお届け!!Site of RSNA
2017.11.29

展示ブース速報!
 今回は血管撮影装置の技術進歩について紹介する。近年、血管撮影はデバイスの進歩により、様々な機能が搭載され、安全かつ低侵襲に検査、治療が行えるようになった。また手術台と血管X線撮影装置を組み合わせたハイブリッドシステムの普及により、斬新な機能も搭載されるようになった。世界最高峰のこの学会でどんなシステムが発表されるのか?期待に胸をふくらませた。今回は幾つかのブースの見どころを紹介する。


左上:Dose Tracking System
左下:SCORE RSM
右:シーメンスのブース写真



 まず写真左上は東芝の皮膚入射線量のモニタリング機能「Dose Tracking System」である。100回大会のときにも展示されていたソフトであるが、今回は複数回の手技に対する被ばく線量を積算して表示する機能が搭載されていた。このような機能は重篤な皮膚障害を回避するために必要な技術である。全ての装置に搭載されることを願うばかりである。
 次に左下の写真は島津の装置に搭載されているソフトSCORE RSMである。この機能は下肢の追跡撮影や動きに強い血管強調処理技術である。従来の後処理では描出が難しかった末梢血管や外頸動脈の造影などにも効力を発揮すると感じた。
 そして右側の写真はシーメンスのブースでの写真である。少し見難いと思うが、このアングルはMRIのボアからのロケーションである。視線の先に、外されたMRIの寝台、血管撮影装置と寝台、更にその奥にCT装置が縦列されている。この配列はロボットアーム式血管撮影装置ARTIS phenoを中心としたシステムである。つまり手術室で治療された患者さんが、寝台移動を必要とせず、必要とされる画像をその場で撮影できるという画期的なシステムである。当院でもARTIS phenoは既に稼働しており、このようなシステムが設置されれば、現場のスタッフは更に高い技術と知識が必要とされるだろう。今後のハイブリッドORの動向に注目していきたい。

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