Healthcare IT

RSNA2017 Report:
2017.11.28

シンプルな操作で臨床に有用な画像を処理できるコンセプトのもと、マルチモダリティでの画像処理が可能なワークステーション Vitrea Advanced Visualization。心臓のWall Motion Tracking機能では、タギング画像がなくても、シネ画像があればそれを用いてストレイン解析が可能。また、短軸だけでなく、長軸方向のストレイン解析もできるため、心筋梗塞において最初に影響が出るといわれている縦方向での心筋の動きを評価することで、心筋梗塞を初期段階で発見する一助ともなる。
 また、解析にタギング画像が不要であるため、過去画像などでもシネ画像さえあれば解析ができる点も有用性が高い。

Wall Motion Trackingを用いたストレイン解析がシネ画像のみで可能



 また、同社の情報統合、解析ソリューションVitrea Connect, Vitrea Intelligenceはデータの利活用についてさらに高い有用性を追求し、マシーン学習技術を活用することで、より有効な診療運用データの利活用にも取り組んでいる。従来までは、診療運営に関わる膨大な量のデータがあっても、その多くのデータは眠ってしまい、活かしきれないような状況も多かったが、理想的且つ有効的なデータ共有を実現することで、複数のPACSを有するような施設や、他施設間などでもデータの共有が簡便となり、情報運営のスケールに柔軟性が生まれ、non-DICOMデータなどの異形式の情報でも効率的に扱うことができるなどのメリットがある。


Vitrea Connect, Vitrea Intelligenceは、より有効にデータをいかせるような環境を実現する