Vantage GalanTM 3T

RSNA2017 Report:
2017.11.28

 ジョンズホプキンス大学に導入され、共同研究もスタートされている、同社の3T MRI装置。PURERFにより、RF送受信効率を改善し、さらなる高画質を実現している。この度、新たに画質・確実性・定量性において「Saturn X Gradient」により、さらにパワーアップし、高性能を追求した。
 Saturn X Gradient(薬機法等未承認)は、傾斜磁場をG-max45/SR200まで上げることで、Diffusion画像において、よりシャープな画像が得られる。
 さらに、確実性を高めるアプリケーションとして、シネ撮像をトレーニングスキャン無しで高速化するk-t SPEEDERや3D体動補正イメージングのStack of starsも搭載。加えて、動態観察が可能な金属にも強い非造影MRAであるmUTE 4D-MRAも可能である。
 ワークステーションVitreaを使用すれば、MP2RAGEとFSE multi-echoのデータからのみで、T1mapやFLAIR画像などさまざまな画像を得ることができる「Olea Nova+」も用いることが可能。頭部だけでなく、膝などの部位にも使用でき、撮影時間を短縮する。MRシアターも備えているため、受診者にもやさしい検査が行える。
 同社は、開発中の超高分解能技術を搭載したVantage GalanTM 3Tをボルドー大学内に設置し、共同研究を開始しており、3T装置でも7T並みのハイクオリティな画像の撮像を実現できるよう、研究を進めている。

Vantage GalanTM 3T
SN比の向上により、従来よりもシャープな画像を実現
MRシアターにより、快適な検査空間をつくりあげる