エキスパートがお届け!!Site of RSNA@堀越浩幸先生(群馬県立がんセンター・放射線診断部)Part1

RSNA2017 Report:エキスパートがお届け!!Site of RSNA
2017.11.27

 RSNA2017が始まりました。今年のシカゴは暖かく絶好の観光、ショッピング日和です。ブラックフライデーで混雑する街を横目に、例年通りシャトルバスに乗りMcCormick Placeに行ってきました。本日はRSNA2017 必見演題はコレ!! で挙げたGastrointestinal (Dual/Multi Energy CT)のセッションを聴いてきました。実際の発表は、こちらの期待通りの演題もあれば期待外れの演題もあり、抄録を読んだだけでは分からないなというのが率直の感想です。その中で印象に残った演題は以下の2つでした。

1. Iodine Concentration Images in Dual-Energy CT: Improved Visualization of Washout Characteristics in Hepatocellular Carcinoma
 HCCの動脈相、門脈相について通常撮影、ヨードマップ、MRIで比較検討した演題。
 ヨードマップが動脈相の濃染像、門脈相のwashoutの描出に優れているとの結果をCNRとLLR(lesion-to-liver ratio)を使って検証しています。個人的にはヨードマップよりmonoenergetic imageを使ってもらった方が良かったのですが、Dual energy CTをルーチンで使う日が到来しています。

2. Enhanced Demarcation of Hepatic Metastases from Colorectal Cancer Using Noise-Optimized Virtual Monoenergetic Reconstructions from Dual-energy Computed Tomography of the Liver
 シーメンスからの発表ですが、monoenergitic plus画像(Mono+)は50keVが良いとの発表です。私も日常50KeVのMono+を使用しておりとても安心しました。
 次回はvirtual meetingについて報告します。

インターコンチネンタルホテルでのregistration風景

 今年はダウンタウンのホテルでregistrationが可能になりました。シカゴに着いた当日にregistrationができ便利だなと思ったのですがオチがありました。次回ご報告いたします。