エキスパートがお届け!!Site of RSNA@松田 恵先生(愛媛大学医学部附属病院放射線科)Part1

RSNA2017 Report : エキスパートがお届け!!Site of RSNA
2017.11.27

 いよいよ本格的にRSNA2017が始まりました。
 本日私が気になったセッションやその他の事柄についてレポートします。

1.Opening Session
 2017年11月27日の日曜日に、8時半からRSNA2017の開会式(Opening Session)が、Arie Crown Theaterで開催されました。開会式では、Richard L. Ehman先生をはじめとする諸先生方のご講演がありました。放射線科医の役割や未来の展望を示唆するような内容で、大変興味深かったです。途中、シカゴについて、楽しく紹介(観光スポットなど)をする講演もありました。その他、RSNAオリジナルのグッズ(クマのぬいぐるみなど、いろいろ)が売られたりしています。学会の途中で休憩がてら覗くと面白いと思います。写真はオープニングセッション、オリジナルグッズが販売されている様子です。

Opening Session

RSNAオリジナルグッズ

2.セッションについて
 今学会で最初に私が聞いたのは、10時45分からE450Bで行われたGastrointestinal (Dual/Multi Energy CT)のセッションです。主にDual energy CT(以下DECTと記載)を用いた研究が報告されているセッションでした。発表演題の具体的な内容ですが、肝の低吸収な腫瘍性病変の検出についてDECTの有用性を検討した演題(例えば”Enhanced Demarcation of Hepatic Metastases from Colorectal Cancer Using Noise-Optimized Virtual Monoenergetic Reconstructions from Dual-energy Computed Tomography of the liver”:仮想単色線画像を用いることで肝転移の見え方や画質が向上するという内容で、発表者らは50keVが最も肝転移の評価に適していると述べていました。)などがありました。腫瘍性病変の評価以外に関してもいくつかありました。例えば、“Iodine Quantification on Detector-based Dual-energy CT Enterography: Correlation with Crohn Disease Active index”:クローン病患者を対象にした検討。Iodine mapで測定された造影CTでの病変部腸管壁のヨード濃度が活動性の指標となるといった内容の演題などがありました。セッション全体を通じてDECTの活用範囲の広がりが今後も期待されると感じました。

 RSNA2017はまだ始まったばかりです。残りの日も、シカゴでの有意義な時間を十分満喫できればと思います。

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