AeroDR fine

RSNA2016 Report:
2016.12.02

 AeroDR fineは、「AeroDRシリーズ」の新たなフラッグシップモデルとなる、世界最高レベルの解像度を達成したワイヤレスタイプの可搬型DR。センサーパネルの画素サイズが 100μmを実現し、手指骨画像などの微細構造を拡大表示し、今までより格段に診断しやすい画像を提供する。
 また同製品は、さらなる低線量化を実現し、CRに対してX線照射量62%低減を達成している。また、電源にはリチウムイオンキャパシタを採用、リチウムイオン二次電池に比べ安全性が高く、過充電、落下衝撃などに起因する発火の心配がない。
 世界で10,000台以上の実績をもつ「AeroDRシリーズ」のバージョンアップは、検者の意見を最大限聞き、細かい部分までよく考えられた設計になっている。
 X線撮影を行う技師は片手で本体を扱うことが多く、女性の技師でも楽に取り扱いできるよう軽さが求めらる。AeroDR fineは、カセッテ型DRでは最軽量クラスの2.6kgを実現。また、持ちやすくするために、カセッテ背面に凹み部を設けて指が掛けられるようにした。これにより、片手でも本体をしっかりホールドすることができ、本体の落下を防ぐとともに、腕に掛かる負担も少なくなり、撮影作業の効率化も期待できる。
 そのほかに、耐落下性能の向上(1~1.2mから落下しても壊れない)、防水設計も実現させている。




 背面に、指がかかる凹み部があるので、非常に持ちやすい。


 島津製の移動型X線回診車に搭載されるAeroDR fine