Vantage Galan 3T

RSNA2016 Report:
2016.12.01

米国では初披露目となる「Vantage GalanTM 3T」。国内では、販売開始から約半年であるが、すでに9台受注されており、欧州も含めると15台にもなり、多くの施設より評価を得ている。同装置の主なポイントは3点で、『画質とスループットを究める』、『「匠の技」で3T装置をコンパクトに、経済的に』、『患者さんが「和める」検査環境を実現』である。
高SN比の画質により、腹部領域の検査、心臓検査、乳房検査など幅広い検査で、より微細な構造や部位もしっかりと観察できる。
高SN比を実現するために、同社はRF波の送信効率を向上させた。特許出願中の技術で、電波の漏れを抑え、送信効率は最大26%向上した。併せて、渦電流も抑制している。加えて、装置から発生する電子ノイズを低減し、受信ノイズを減らすことで高SN比を実現。
新しいソフトウェアmUTE 4D-MRAでは、偽狭窄や、金属クリップにより生じる信号の低下を防ぎ、血管をより正確で明瞭に描出できる。また、血流動態の観察も可能。
さらに、PianissimoTM Zenの搭載で、静音化を実現し、受診者に快適な検査環境を提供するだけでなく、装置をコンパクトに仕上げ、1.5T装置を使用していた検査室でも3T装置が導入できるほど、サイズにも注力されている。

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Vantage Galan 3T

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頭部T2強調画像。よりよいコントラストを実現。
左:5mmslice 右:3mmslice

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短い撮像時間でもより高分解能な画像を得られる。



mUTE 4D-MRAを用いたMRA画像を動画で見れます