木寺信夫先生(広島大学放射線診断科)からRSNA2016の参加レポートを頂きました。
広島大学病院 画像診断部門 木寺信夫と申します。”Organ-based tube-current modulation applied on different MDCT scanners:Reduction in the radiation dose to the eye lens at head CT”CTの被ばく低減法に関する演題が採択されたので参加させて頂きました。本学会を通じてCTのことを中心に幅広く勉強していこうと思っています。
学会会場は去年まであった100回記念のモニュメントやレントゲン博士の展示などが無くなっており、100周年の祭典も一段落したように感じました。CTの話題としてはDual energyの演題が非常に多数採択されていることが印象的でした。従来、基礎的検討が多かった分野ですが、その性質・可能性が十分に検討されたことにより、今年は臨床に沿った内容が多数見られました。今後は臨床的な有用性の確立が非常に重要になると考えます。
学会終了後はGE Healthcare Revolution CT Users Community Meetingに参加させて頂いたのですが、ディスカッション形式の会場に驚きました。さすが海外と思うと同時に日本人も見習うべき姿勢があるように感じました。
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