SIGNA Pioneer/SIGNA Explorer Lift

RSNA2015 Report:
2015.12.03

「SIGNA Pioneer」は3TのワイドボアMRで、撮像技術オプションの「MAGiC(MAGnetic resonance image Compilation)」や、世界初の音のしないMRI検査を可能としたMR技術「SILENT SCAN」が搭載されている。
97chの画像の融合により信号強度の均一性が向上している。
また、最小設置スペースが29平方メートルと、1.5Tからのリプレースも可能である。

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「SIGNA Explorer Lift」は、これまで使っていた既存のSignaについて、マグネットを流用するかたちで他のコンポーネントを新しくリニューアルするプログラム。SIGNA Explorerで採用されているワイドフレアのガントリカバーに交換することで外観も一新、SIGNA Explorerに生まれ変わる。
日本での提供名は「SIGNA Explorer Newgrade」。
既設のマグネットを残すので初期投資を抑えられ、消費電力の削減を追求したハードウェア設計によってランニングコストの削減にもつながる。
新しいアプリケーションが追加されることで、検査の質が向上、装置性能が向上することで、検査時間の短縮も可能となる。

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日本では薬事未承認だが1.5TのSIGNA Voyagerの実機も展示された。
3.0TのSIGNA Pioneerで使われている技術がほとんど使え、設置面積は27平方メートルとコンパクトな点が特長。

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実機の他に今回は「ViosWorks」という技術も発表された。
血管における血流や速度をスキャンし、約20ギガバイトほどのデータをクラウド上で処理し、リアルタイムで表示する。

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