cSMI/Aplio 500

RSNA2015 Report:
2015.12.02

cSMI

造影剤を全く使用しなくても、微細で低流速の血流を描出できる新しい技術であり、
カラー表示で肝臓領域などの病変を顕在化するcolor-coded SMI。血流である可能性の高い信号のみを表示するという。
またカラー化することで一瞬の拍動性の血流に関して視認性が向上している。

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なおこのSMIで東芝が日本超音波医学会第15回技術賞を受賞した。

SMIは超音波診断システムのAplio™ シリーズに搭載している技術である。
組織の動きに近い低流速血流を、高分解能表示できるもの。
これまではフレームレートが遅すぎて、モーションアーチファクトがあってうまく描出できなかった。
SMIではモーションアーチファクトを解析し、臨床において有用な情報を取り出すことに成功した。

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肝細胞癌ではADF低流速設定でクラッタの影響をうけやすいが、SMIでは低流速血流の視認性が向上する。

Aplio 500

東芝超音波診断装置の最先端を走り続けてきたAplio。
そのフラッグシップモデルが500だ。
Aplio500は、最新技術のプラットフォームとして、Fly Thru、組織の硬さを定量化できるShearShear waveなどの診断から治療までをトータルでサポートしている機能を満載している。
また、新技術Smart Fusionと針ナビゲーションは、患者、術者の負担軽減化した。

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Smart Fusionプローブ

これを使い、エコー像とCT像/MRI像を連動させ,病変の検出および治療支援に有効な”Smart Fusion”が可能となる。

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