Aquilion ONE / ViSION FIRST / EditionAquilion™ Lightning

RSNA2015 Report:
2015.12.02

■Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition
いうまでもなく東芝CTのフラグシップマシン。
“画質向上”と“被ばく低減”、“さらなるArea Detector CTの有用性” を追求したAquilion ONEは、
ハードウェアとソフトウェアを強化し、3rd Generation Area Detector CTへと進化した。
その最高機種として誕生したのが、Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition、
逐次近似再構成を搭載した3rd Generation Area Detector CTである。

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・FIRST(順投影適用モデルベース逐次近似再構成:Forward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion)
近年、X線CT装置はより一層の被ばく低減とさらなる画質の向上が求められている。
一見相反する双方を実現するために同社で開発されたのが、順投影適用モデルベース逐次近似再構成“FIRST”である。
FIRSTは、従来のX線CTの画像再構成(FBP:Filtered Back Projection)に比べ、
空間分解能の向上、低コントラスト検出能の向上、被 ばく線量の低減、画像再構成速度の最適化の
4つのポイントが改良され、低線量で高画質な画像の提供が可能となっている。

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・PUREViSION Detector

同社の最新CT検出器。GOSシンチレータを用い、光出力を40%向上(当社の検出器に対する従来比)、DASの電気ノイズを最大28%低減(当社の64列CT比較)した。これにより高速かつ画質の高い撮像が可能となっている。
また、形状にも工夫があり、散乱線含有率を20%低減、被ばく低減にも奏功している。

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■Aquilion™ Lightning

アメリカで初公開となった同機は、Aquilionシリーズのなかでも、さらなる高画質化と小型化を追求して開発された。
ガントリを小型化する一方、クラス初の780mm開口径を実現。
検査室内での動きやすさ、患者への圧迫感を軽減、患者のポジショニングがより容易になり、
スムーズな検査が期待できる。
また、AIDR 3DEnhanced、SEMAR(Single Energy Metal Artifact Reduction)、
PUREViSION Detectorが標準搭載されており、16列だがハイエンド機種同様の使用感が期待される。

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心理的負担が少なく、検査しやすい780mmワイドボア

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