HI VISION Ascendus
ULTRA BE ⅡとHigh Density Probにより短時間でクリアな画像を生成できる「Ascendus」だが、今回SWM(Share Wave Measurement)を搭載したモデルが展示されていた。肝線維化の速度を図るSWMはFDA未承認であるが、エラストグラフィとの併用により検診の精度を高めることができる。今後は併用の推奨をを米国でも進めていく。
ARIETTA70 Next Solutions
ARIETTA70が大きくバージョンアップをし、Next Solutionsを冠した本製品。プローブを当てるときの圧力に差異が生じても一定の画像を描出することができる。海外ではプローブ当てるときの回数、圧力を明確にしなければならず、本機能の需要が高まっている。同機能は、HI VISION Ascendus、Noblus、ARIETTA60にも搭載可能である。
また、Share Wave Measurement、Real-time Virtual Sonography、Real-time Tissue Elastographyが搭載されており、臨床機能が大幅に改良されている。
Automated Whole Breast Ultrasound Scanner
本製品は、米国のiVu Imaging CorporationのSOFIA社に日立アロカメディカルのNoblusを接続した超音波スキャナだ。片方ずつ乳房を回転しながら撮影を行う。約52秒で1回転、全行程約5分で終了する。従来の撮影方向とは違い、縦断面画像が撮影できる。現在はNoblusのみと接続が可能であり、専用のワークステーションによりMRIやCTとの比較も可能である。FDAは申請済みであるが、日本の薬事は未承認である。
中央のスキャナが回転している様子がわかる
Artemis
前立腺のターゲットバイオプシーシステムのeigen社「Artemis」。本製品は日立アロカメディカルがeigen社とアライアンスを組み、高画質の超音波診断装置と結びつけて販売していく。市場にあった的確な販売を目指す。日本では薬事未承認であり、現在米国のみの販売となっている。