【RSNA2015 Realtime Report】富田博信先生(埼玉県済生会川口総合病院)Part.2

RSNA2015 Report:RSNA Realtime Report
2015.12.02

 RSNAの2日目が終了しました。今度は学会セッションのレポートです。
 日曜日に、Physics (CT I – Dual Energy/Spectral) 10:45-12:15 PM | SSA19 | S403B のセッション参加をしてきました。少々開始時間前に会場に入りましたが、開始時間を過ぎると満席で立ち見もでるほど盛況でした。このセッションは、日本からの診療放射線技師の先生方(ご高名な先生多数!)もたくさん参加されており、改めて注目度の高い(日本では特に。。)セッションであると実感しました。内容ですが、事前の期待のとおり、フォトンカウンティングCTの演題から、プロトタイプ装置により撮影された実際の画像が供覧され、その仕組みの概説や既存装置との比較などが演題としてあり、かなり開発が進んでいることが示唆されました。気になるスペックは、シーメンス社 Definition Flashに搭載されているとのこと。システムはA管球側は通常の検出器で、B管球側にフォトンカウンテイング用検出器を配置。今回の演題では撮影は6匹のブタで、140kVp 140mAs 15.51 mGy 0.5sec/rot pich 0.6 32×0.5㎜であった。
近い将来(10年以内には間違えなく臨床機が世に出てくるかも:主観)また、GEでは開発が少し遅延?している160㎜検出器のDual Energyの演題もありデビューも近そうです。余談ですが、今回の機器展示では特に触れられていませんでした。(残念!)
 
フォトンカウンテイングCT
※シーメンス社 Definition Flashに搭載。
A管球側は通常の検出器でB管球側にフォトンカウンテイング用検出器を搭載。
撮影は6匹のブタで、140kVp 140mAs 15.51 mGy 0.5sec/rot pich 0.6 32×0.5㎜
 
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