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今回、実機展示されたCTは「IQon Spectral CT」。
同機の最大の特長は、Dual Layer Detectorと呼ばれる2層検出器である。
2層検出器は1つのエネルギーをディテクターで2つに分離する方式のことで、生データが常に低エネルギー/高エネルギーに分離されて格納される。
これにより、従来の撮影方式のまま、後から必要に応じてDual Energy解析が可能となる。
ブース展示では、実際に120kV撮影に加えてDual Energy解析を行ったデータもモニタで紹介されていた。
日本では薬事未承認だが、海外では臨床データが出始めている。
通常のCTによる撮像と違いがあるわけではないので、被ばく低減の技術も従来通り使用できる点も大きなポイントだ。