冒頭にまず同社のCT発表40周年のパネルをご紹介頂いた。
医療機器の会社としては、シーメンスが最初にCTを開発したという
高い技術に大しての自信と自負がうかがえる。
また同社のCTは今回のRSNA2015の発表の70%を占めるというのだから驚きである。
世界の最先端を支える同社のCTテクノロジーが開花しつつあるのだろう。
SOMATOM Force
同機は、シーメンスの誇る、より低侵襲な検査を夢見て開発されたCT。
患者の体型などを問わないLow kVスキャンプロトコルをルーチン検査で可能とした。
またDual Sourceシステムによる高い時間分解能に加え、世界最速のスキャン速度を実現している。
Stellar Detector
定評の高い、検出器チャンネルが25%向上し、最高分解能 0.24mm に増大した新しいX線検出器だ。
SOMATOM Definition Flash
同機は、心臓領域で臨床的有用性が高いといわれている。
また被ばくも、人間が1年間に浴びる自然放射線(2~5mSv) よりも少ない1mSv以下と大幅に低減させている。
syngo.via Frontier
開発対応型画像解析システムであるsyngo. via Frontierは、
プロトタイプの解析ソフトウエアの使用や開発が可能な研究環境を提供する新しい発想のシステムである。
プロトタイプソフトウエアの一つであるシネマティックレンダリングは、特殊なエンジンを使用して非常に高精細な画像が描出される。