TRILLIUM OVAL/OASIS

RSNA2015 Report:
2015.11.30

TRILLIUM OVAL
 楕円(OVAL)型のボアが目を引く本製品。この日立メディコ独自の横幅74cmの楕円型ボアにより快適な検査空間を実現した。
 また、WIT(Workflow Integrated Technology)を採用したことで、寝台の操作性、被験者情報確認フローを向上することができる。頭部、脊椎用の下部受信コイルを寝台の下に常時設置しておき、検査時には上部受信コイルを載せるだけで撮像が可能となり、受信コイル交換の時間を短縮することができる。

TRILIUM IMG_8699

 動き抑制の幅が広がり、従来T2*やアンギオグラフィの補正ができなかったが、日立メディコのOrigin5では搭載することができ、救急撮影にも対応が可能である。
 静音技術の向上、大きな開口径、撮像時間の短縮により、被験者に対し上記の快適な空間と拘束時間の短縮を提供できる。


OASIS
 超電磁磁石を採用することによって、高い静磁場強度を持つ本製品。
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またオープン構造に加え、ピラーを左右非対称にすることにより開放範囲を拡大、水平方向からのアクセスが容易となった。寝台も幅広く、体格の大きい被験者の撮影も非常にスムースに行え、まさに“Patient Friendly”である。
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 1.5Tのパワーパフォーマンスとオープン構造のハイブリッドMRIは各メーカの中でも本製品のみである。ゆえに米国など体格の大きな被験者が多い国では導入件数が多い。