【RSNA2014 On-Site Report!】堀川雅弘先生(Dotter Interventional Institute/クオリティラドIVR)Part.3:『今すぐ始めるという事、未来を描く事』

RSNA2014 Report:Expart's Prompt report
2014.12.05

今回のRSNAでの個人的な楽しみの一つであったsession, “Business Education in Academic Radiology”に参加。
 
1.財政難、医療費膨化、政府の財政破綻
2.画像診断業務を巡るターフバトル
3.スペシャリスト/非スペシャリストのバランス
4.クリニック/病院のバランス
5.破壊的とも言えるテクノロジーの進歩
6.グローバリゼーション
7.医療分野の企業による運営
米国のradiologistが現在直面しているこれらの問題を個人・組織を問わずどうにかして扱っていかなければならない。勿論、全員にその役割が求められる訳では無いし、実際に皆がリーダーになれるわけでは無い。しかし、確実に人・モノ・金・制度を導くリーダーは必要であり、その為にどのような人材を育て、通常のclinicianとしてのradiology trainingに加えどのようなeducational programを作っていくべきなのかという問い。
 
上記の7つの課題の多くはそのまま日本にも当てはまる。重要なのはその課題に対してactionを起こす事が出来るかどうかであり、それは誰がすべきなのかという問い。このsessionの打ち出すものは明確だ。
『リーダーになる前の成果とは自分自身のキャリアの達成かもしれないが、リーダーになってからの成果とはより多くの他人の仕事を助ける事』
『45歳になってchairになってからstrategy/managementを学ぶのでは遅い。必要な事はResident/Fellow/Junior facultyレベルから構造的に学んでいかなければならない』
そして、実際のwork in progressのプログラムについてそれぞれの立場から議論が発展していく。
 
個人的には、思わぬ所で最も100周年らしい内容に出会えたと思っている。
 
Chicago
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