INFINIX 4DCT ANGIO SUITE

RSNA2014 Report:
2014.12.04

血管撮影装置のInfinix Celeve-i INFX-8000Cと80列CTのAquilion PRIME(FDA未承認)を組み合わせたIVR-CT(FDA未承認)。
Angio CTシステムは1992年に登場し、第一号機は愛知県がんセンターに導入されて以来、大学病院、地域中核病院を中心に広まっている。日本で生まれ、診断と治療に大きく貢献してきたAngio CTが、RSNAでは2014年で初めて展示されたこともあり、来場者の注目を集めていた。
 
展示初日には除幕式が開催された。日本発の技術であるAngio CTとともにIVRに携わってきた先生方が式に参加された。
※荒井保明先生(国立がん研究センター)、金澤右先生(岡山大学)、石口恒男先生(愛知医科大学)、田中利洋先生(奈良県立医科大学)ほか
 
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Aquilion PRIMEは、Angio CT仕様として自走式となっており、78cmの大開口径により穿刺などの手技を容易に行える。また、IVR手技を行う清潔環境への配慮として、ホコリ等が発生しにくいようにケーブル類を表に出さないようにされている。
 
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CT画像をもとにCアームの位置を確認したり、アンギオ画像の付帯情報をもとにCTをポジショニングできるインテリジェンスインターロック機能を搭載。低線量撮影技術は血管撮影装置とCTそれぞれに搭載されており、術者や患者さんの大幅な被ばく低減を図る。
術中に患者入射皮膚線量分布をリアルタイム表示することで放射線皮膚障害のリスクを管理するDose Tracking System(DTS)は、2014年7月より同社の血管撮影装置に標準機能として搭載されるようになった。国内外で数々の賞を受賞し、高く評価されている。
 
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CTとCアームのワイドな動作範囲により、アンギオ装置としてもCT装置としても自在に稼働し、共通寝台により患者さんを動かすことなく診断・治療が可能となる。