針生検システム

RSNA2014 Report:
2014.12.04

■ATEC
乳腺専用の吸引式組織生検装置で、モダリティにあわせ、ステレオガイド下、超音波ガイド下、そしてMRIガイド下生検で使用することができる。
同製品は、空気圧を利用して針を作動させる設計となっており、電動式の他社製品とは異なるユニークなシステムである。電気的な誤作動などが起こりにくいという利点がある。
ハンドピースはオールディスポーザブルであり、各モダリティの仕様にあわせて設計されたラインナップが揃っている。
本製品のハンドピースは組織採取時のスピードが速いことが特長であり、検査時間の短縮に繋がることが期待される。
日本では薬事未承認であり、上市が待たれる。
 
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ATEC全景
 
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ATECの超音波ガイド下用ハンドピース
 
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ATEC SapphireとMRIガイド下用ハンドピースとイントロデューサセット
 

■EVIVA
ステレオガイド下生検専用のハンドピースである。ハンドピースのセットアップから生検時の検体回収に至るまで、ステレオガイド下に特化した様々な特長を有している。
オールディスポーザブルのハンドピースにはホルスターなどの電気的な機器が含まれず軽量であるので、マンモグラフィ装置への装着とセットアップが簡便に行なえる設計となっている。
検体を1本採取する際のスピードは4.5秒であり、スピーディーな検査を行なうことが可能なため、術者と患者様にメリットが大きい。
また、様々な症例に対応するための特長のあるニードルのオプションがラインナップで用意されており、術者のニーズに細かく対応をしている。
 
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Upright型のマンモグラフィ装置に装着しているEVIVA
 
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Prone型のマンモグラフィ装置に装着しているEVIVA
 
■TriMark
生検を行なった部位に留置する金属製のマーカである。2つの形状が用意されており、留置後の位置の識別が行ないやすい。
 
■SecurMark
金属製のマーカと生体吸収性をもったメッシュ素材を組み合わせた製品である。留置後に超音波で確認をしやすい。
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上:SecurMark、下:TriMark