Discovery IGS 740

RSNA2014 Report:
2014.12.02

Discovery IGS 740はハイブリッド手術室内を自在に動く、自走式高性能治療支援装置。
日本国内では、1号機が奈良県の高井病院にて稼働を開始している。
床置き式、天吊り式の双方の利点をあわせた設計となっており、ワイドボアCアームを搭載。ハイブリッド手術室の自由度をあげる。
術前のCT撮影による3D画像をアンギオ装置で3D撮影をすることなく、透視画像と重ね合わせることができるため(InnovaVision機能)、術中の造影剤による3D撮影が不要。患者・術者ともに被ばくの低減を図ることが可能になっている。
 
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装置上部で回転する位置ガイドレーザー照射部と、室内に張り巡らされたセンサーで、ガントリー位置を常に検出。そこから、ベッドを中心に最初に設定した17の位置に自動移動させ、位置決めが可能。自走式により、照明や送風装置などの干渉がなくなる上、施術の途中で装置をいったん退けても、作業完了後また同じ位置にきちんと戻っていってくれるなど、フレキシブルな動きで術者をサポートする。
 
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位置ガイドレーザー照射部