プレリリース版のVersion2.4に搭載される「TAVI術前プランニング」は、サーフェースレンダリング表示や、自動計測機能が強化されている。ワークフローで設定したポイントのとおりに、下肢動脈から大動脈までのアプローチ経路の血管径を自動計測し、弁膜輪の計測も同様にワークフローの設定にて自動計測する。
TAVI術前プランニング
血管径の計測結果は専用レポート機能と連携しており、レポートに掲載したい計測部位と必要な所見にチェックを入れていくだけで、専用フォーマットに計測値が読み込まれ自動的にレポートとして表示される。
同社の強みであるPhyzioDynamicsのDynamic ROI機能によって、心臓の拍動に応じた弁膜輪の動き、速度(弁膜輪の硬さ)もグラフ化して定量評価できる。弁膜輪の可動の程度を把握できるようになることで、人工弁の適切なサイズ選択の参考になると期待されている。またサーフェースレンダリング表示の向上により、石灰化の評価が容易になった。これにより石灰化の強い部位への留置を避けることができ、ラプチャーを回避するといった臨床有用性が期待できる。
動画
https://www.youtube.com/watch?v=Qw-K8NEvSRE&list=UUAOtXj5oR0fWnlcSwZ9kmoA