RSNA 2014 おすすめ演題@中 孝文先生(石心会川崎幸病院)

RSNA2014 Report : おすすめ演題
2014.11.20

RSNA2014 「おすすめ演題」について
中 孝文先生(石心会川崎幸病院)にお答えいただきました。
 
 
【US】
Plaque Echolucency and Stroke Risk in Asymptomatic Carotid Stenosis: A Systematic Review and Meta-Analysis
Hediyeh Baradaran MD et al.

【コメント】
無症候性の頸動脈狭窄を有する患者における超音波の低輝度プラークと脳卒中リスクの関係を調べたスタディ。低輝度プラークは将来における同側の脳卒中を引き起こすリスクが高いとのこと。MRIにおけるT1WIとの感度の違いに注目。
 
【MRI】
Feasibility of High-resolution MR Imaging for the Diagnosis of Intracranial Vertebrobasilar Artery Dissection
Miran Han MD et al.

【コメント】
頭蓋内椎骨脳底動脈解離の診断としての高分解能MRIの有用性を検討したスタディ。どの程度の分解能なのかは抄録には記載されていませんが、造影後T1WIで観察されるフラップが最も解離を示唆する所見とのことです。
 
【MRI】
DWI in Treatment Planning and Response Assessment of Abdomino-pelvic Malignancies: All you Need to Know
Leslie K Lee MD et al.

【コメント】
腹部骨盤腔の悪性腫瘍に対する拡散強調画像での治療計画と治療効果の評価について知っておくべきことの教育発表。この手の演題はかなり議論されてきた感はあるが、新たな知見があるのか期待。
 
【MRI】
Clinical Utility of PET-MRI in Abdominopelvic Imaging
Maryam Gul et al.

【コメント】
PET MRIは我が国においても保有している施設は限られており、その有用性についてまだコンセンサスが得られていないのが現状であると思います。他のモダリティに比べての優位性やそのリミテーションは?
 
【MRI】
Utility of Preoperative Breast MRI in Women with Breast Cancer Detected by Screening Ultrasound
Min Sun Bae MD, PhD et al.

【コメント】
超音波により乳がんを指摘された患者に対する術前MRIの有用性についての検討。術前MRIにより指摘されていない乳がんが6%の患者で指摘される。しかし術前MRIは乳がんの検出を増加させるのみではなく擬陽性も増加させるという問題点を指摘しているが、それをどのように改善していくべきなのか、意見を聞いてみたい。
 
【MRI】
The 5th Edition BI-RADS MRI Lexicon: What is New?
Kareem Rahbar MD et al.

【コメント】
2013年12月に出版された第5版のBIRADS-MRIの解説。日本でも多くの施設で導入されており、BIRADS-MRIに基づいて診断することが推奨されている。乳腺MRIを行っている施設の方はぜひ聞いておくべき発表。
 
【MRI】
High SI on DWI, Is It Really Acute Infarction?; High DWI Lesion, Mimicking Acute Cerebral Infarction (ACI)
Hee Kyung Kim et al.

【コメント】
頭部における拡散強調画像で急性期脳梗塞以外の高信号を呈する病変の紹介をする発表。出血やクロイツフェルトヤコブ病、膿瘍などを紹介している。基礎的な内容も含んでいると思われ、初学者は一読する価値があると思われる。
 
【MRI】
Diagnostic Value of Contrast-Enhanced Fluid Attenuated Inversion Recovery Imaging
Eun Ja Lee et al.

【コメント】
造影後FLAIRの造影後T1WIに対するアドバンテージを紹介する発表。個人的にすぐにでも役立つ、このような発表は好きです。
 
【MRI】
The Role of Heavily T2 Weighted 3D Sequences in CNS MR Imaging
Rahul G Hegde MBBS, MD et al.

【コメント】
DRIVEやCISSのような3D heavily T2WIの有用性やその役割に関する発表。様々な疾患における有用性を紹介している。普段、何気なくこのシーケンスを使用しているが、改めて考えさせられる良い機会かもしれない。
 
【MRI】
Tissue Characterization of Carotid Atherosclerotic Plaque with Magnetic Resonance (MR) Imaging
Takafumi Naka et al.

【コメント】
私のイチオシとするのはおこがましいのですが、私自身の発表演題です。御覧頂いて、ご指導ご鞭撻いただければ幸いです。
 
【IVR】
Endovascular Repair of an Isolated Common Iliac Aneurysm in 21 Patients
Soichiro Hase et al.

【コメント】
当院の長谷先生のご発表。総腸骨動脈瘤に対するEVARの有用性について。41例の患者の追跡調査においてエンドリークや動脈瘤の増大を現在のところ認めていないので、開腹手術と比べて侵襲性も低く有用ではないかとのこと。今後のさらなる長期経過で不変であるなら、開腹手術をする意義はなくなるかもしれない。

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