【RSNA2013 On-Site Report!】『次世代の教育resource; “化石”にならないために』堀川雅弘 先生(Dotter Interventional Institute/クオリティラドIVR)

RSNA2013 Report:RSNA Perspective
2013.12.04

堀川雅弘先生 (Dotter Interventional Institute/クオリティラドIVR)より現地レポートを頂きました!
 
【RSNA2013 On-Site Report!】『次世代の教育resource; “化石”にならないために』
Dotter Interventional Institute/クオリティラドIVR
堀川雅弘 

 

注目演題の記事で取り挙げておきながら、巨大な学会場・多数の同時刻session・時差ボケ・前日のnight lifeの影響等で、筆者自身もその全ての演題を聞けるわけではないのは残念な所であるが、幾つかの事後報告をするのは義務であるように思うのでon site reportにて報告させて頂く。
筆者がRSNAの懐の深さの象徴と考えているのが、refresher courseをはじめとする教育プログラムの質の高さと多彩さである。”Next-Generation Educational Content Creation: Screencasting and Video Editing (Hands-On)” というsessionはまさに期待通りの内容で、1時間半の中でaudiovisual教材を作るためのresourceのまとめからその使い方、そして更にyou tubeやiPad appへの応用方法まで、参加者全てにPCが与えられた部屋で実際に簡単なcontentsを作成する所まで教えてくれる;メディアコンテンツ作成には各種Screencast softを使い、iPad用にはiBook Author (iPad app作成) というアプリを利用する。そしてこれらで作成したメディアファイルをMITの開発した無料のcourseware (www.CourseSites.com)でメンバー、学生と共有する。Google hangouts on airというscreencastであればメディアコンテンツ作成から、配布・管理までを一括で行える。OHPスライドがとうの昔にpower pointに取って代わられた今、『そんなものは要らない』と大口を叩く人が居るならば、もれなく”化石”や”恐竜”の類のあだ名を得ることが出来るだろうが、10-15年位先に教育positionに着いていた場合、これらの内容を知らないままだと同様のあだ名を得られる可能性が高いだろう。…尤も、学生の”秘匿技術”も進むため、それらを直接耳にする事は無いかもしれないが。
 

hands on会場の写真。PCが一人一台用意されている。内容の写真撮影は”firewall”でblockされた (“firewall”=強面のオバちゃん係員)。