Infinix-iはX線循環器診断システム。(日本名 Infinix Celeve-i INFX-8000V)
世界初、リアルタイムに患者被ばくを可視化したアンギオ装置を展示。
同製品は柔軟で自在なCアームポジションにより、冠動脈疾患及び頭部から下肢までの撮影を可能にすることで、多くの施設に納入されている同社のヒット商品のひとつである。
12×12インチのフラットパネルディテクタを搭載。
ハイブリッド手術も可能なチルト機能を持ったテーブルが組合されている。
今回の注目すべき点は、リアルタイムに患者の被ばくをカラーマッピング表示する、Dose Tracking System(DTS)である。
これまでの被ばくに関する情報は、面積線量計からの情報を換算した、IVR基準点での空気カーマ表示が一般的だったが
DTSでは、X線条件、Cアーム角度、天板位置などの幾何学的情報から計算するだけでなく、患者からの後方散乱、組織変換係数を加味した、入射皮膚線量をリアルタイムに表示している。モニタに表示された患者モデルには、被ばくの状況がカラーマッピング表示されるため、直感的に術中の患者被ばくを把握でき、X線照射の重なりや長時間のX線照射によるHot Spotを防止するのに役立つ。
それに加え、関心領域にのみX線を照射する線量低減機能のスポット透視機能や透視画像をフットスイッチ操作で記録することにより、撮影を透視で置き換える機能などで、患者や術者の医療被ばくを大幅に低減させる。