FDR Go(日本名CALNEO Go)

RSNA2013 Report:
2013.12.04

移動型デジタルX線撮影装置「FDR Go」がRSNA2013において展示されていた。
本邦ではCALNEO Goの名称で2013年7月より販売開始している。
 

FDR Go。小児科領域向けのペイントが施されている

  
DR方式X線画像診断装置「CALNEO C」シリーズの各種が搭載可能な制御ユニットやコンソールを機器本体に内蔵している。搭載可能なFPDについては、体格の大きな被検者に適した幅広タイプ(Gosタイプ17×17 インチ)、小児の撮影や特定の部位の撮影に適した小型タイプ(CsIタイプ24×30センチ)、一般的なサイズ(14×17インチ、Gos、CsIの両タイプ)を揃えており、使用目的に応じた選択が可能。
なかでも、小児科を対象とした24×30センチのカセッテを回診車に搭載しているのは同社のみである。
 

24×30センチのカセッテ

 

コンパクトながらX線の出力が32Kwと高出力。厚みがある腰椎側面や体格の大きな被検者でも高画質の画像を得ることができる。
充電式のバッテリー駆動であるため、院内外を問わず、救急や小児医療、災害対策など様々な場面での使用が可能。パワーアシスト制御により、ハンドルを軽く押すだけで移動できる。コンソールと院内LANを無線接続することで院内ネットワークとも簡単に連携できるため、運用面でも優れている。現在本邦では約20台の導入実績を持ち、北米での問い合わせも非常に多いという。