【RSNA2013 On-Site Report!】小林隆幸先生(北里大学北里研究所病院診療技術部中央放射線科)

RSNA2013 Report:RSNA Perspective
2013.12.03

小林隆幸先生(北里大学北里研究所病院診療技術部中央放射線科)より現地レポートを頂きました!
 
 
【RSNA2013 On-Site Report!】
北里大学北里研究所病院診療技術部中央放射線科
小林隆幸
 

 学会2日目途中のレポートです。Technical Exhibits(機器展示)において、今年度は大手各社がCT装置に力を入れています。GEからは256列の検出器を搭載した装置が発表されていました。SIEMENSからはSOMATOM Forceという名称で96列検出器を搭載したDual Source CTが発表されました。PHILIPSからは検出器を2層化したスペクトラルCT装置が発表されており、Retrospectiveに仮想単色X線画像が作成できるとのことでした。詳細は他の先生がレポートされているかと思いますので、そちらをご参考下さい。
 私は昨年に続きPhysics部門における日本からの演題採択数を調べてみました。Education Exhibitsは37演題中7演題、Scientific Formalは20演題中4演題、Scientific Informalは77演題中14演題でした。ちなみに昨年度はEducation Exhibitsは28演題中8演題、Scientific Formalは39演題中15演題、Scientific Informalは113演題中23演題でしたので、今年度はPhysics部門の演題総数が180演題から134演題に大幅に減っていることが分かります。今年度は演題採択が難しかった事が分かります。しかしこの部門における約2割は日本からの演題ですので、この分野における日本人研究者の役割は大きいと感じました。
 

PHILIPS スペクトラルCT