AeroDR

RSNA2013 Report:
2013.12.02

AeroDRはCRと比較し、低X線照射量でも高画質の診断画像が得られるカセッテタイプのDRシステムである。
世界最軽量のフラットパネルを実現し、今日、日本のDRにおいてはトップシェアを誇る。
その特徴として挙げられるのが、自社製Csl シンチレータによる被ばく線量の低減であり、リチウムイオンキャパシタの導入による安全性や堅牢性、省電力かつ即時性の高さの並立である。
サイズは14×17インチの「AeroDR1417」、17×17インチの「AeroDR1717」、10×12インチの「AeroDR1012」の3種類があり、なかでも「AeroDR1012HQ」のフラットパネルは保育器にセットして使うことも想定して作られている。
 

AeroDR

 
Portable Retrofit System
 
AeroDRを搭載するため、既存の回診車に手を加えたもの。従来では重量のあるCR装置などを持ち運ぶ必要があったが、同製品の登場により、軽量なAeroDRを院内のどこにおいても活用することができる。DRの組み込みのためのケースやインターフェースなどは全て同社がX線メーカの規格に合わせ作製、組み込みも病院にて行われる。また、DR部分のメンテナンスも全て同社が請け負っている。日本では未発売。
 

Portable Retrofit System

 
Unitea α
 
DR・CRコンソール機能とPACS機能が一体化したオールインワンシステムであり、クリニックや内科などにおいても非常に有用性を発揮する。
従来、自動現像機やアナログのフィルムを使っていた病院において、余分な装置を買うことなく検査から画像の一元管理まで行うことが可能。
また、撮影部位を選択せずとも自動で判断、最適な画像を提供してくれるため、特に胸部や腹部をといった特定部位を撮影するケースの多い内科などにおいて、コンソールとPACSの使い分けは業務の最適化へと大きく貢献する。