Toshiba Medical Systems

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製品情報

MRI

Vantage Elan

Vantage Elanは1.5TのMRI装置。本邦では2013年11月28日より発売開始している。
 

Vantage Elan

 
本装置では、複数の受信コイルを同時に接続することができるMulti Platform RF Systemが採用されており、接続可能な受信コイルとして「Octave SPEEDER.(オクターブスピーダー)」(オプション)を使用することが可能。このコイルは高感度フェーズドコイルタイプとなっており、高S/N比を得ることができ、高画質で簡単な検査環境を提供する。
また、オプションとして、頭部や脊椎の形状を解析し、各断面の位置決めROI設定をアシストするNeuroLine、SpineLine、CardioLineを搭載。標準搭載の新型静音化機構「Pianissimo. Σ」により、静音化を実現。
患者にやさしい検査を提供する。
 
従来機種に比べて29%の省スペース化も実現しており、これまでMRI装置の設置を断念していた場所への導入も可能になっている。その理由としては、システム制御ユニット数の削減と、新たな冷却システムによる冷却効率の向上から、機械室を別途用意する必要がなくなったことがある。空調も通常のもので十分に対応可能だ。
さらに、電源容量を1.5T MRI装置クラストップの25kVAまで抑えており、寝台を下げた際に即座にスタンバイモードに入る「エコモード」を搭載、徹底した省電力化が図られている。従来機種と比べてシステム最大消費電力は約50%の削減効果があるという。
 

Eco Style

 
また、通常2~3週間かかっていた設置工程が、本装置なら最短5日稼働開始できる。
準備期間に検査トレーニングを行うための、VantageElanの顧客専用の研修サービス「オペレーションアカデミー」も、ダウンタイムを短縮する一助となっている。
 

Quick installation

 
基本的な性能を十分に備えながらも、待機電力を抑えるシステム・省スペース設計・導入コストの大幅な低減といった、医療施設(特にクリニック)への経営面の配慮に厚いコンセプトを搭載した装置である。

X線

Infinix-i(日本名 Infinix Celeve-i INFX-8000V)

Infinix-iはX線循環器診断システム。(日本名 Infinix Celeve-i INFX-8000V)
世界初、リアルタイムに患者被ばくを可視化したアンギオ装置を展示。
 

Infinix-i(日本名 Infinix Celeve-i INFX-8000V)

同製品は柔軟で自在なCアームポジションにより、冠動脈疾患及び頭部から下肢までの撮影を可能にすることで、多くの施設に納入されている同社のヒット商品のひとつである。
12×12インチのフラットパネルディテクタを搭載。
ハイブリッド手術も可能なチルト機能を持ったテーブルが組合されている。
 

専用大型ディスプレイ。右下に線量管理機能(Dose Tracking System)が表示されている。

今回の注目すべき点は、リアルタイムに患者の被ばくをカラーマッピング表示する、Dose Tracking System(DTS)である。
これまでの被ばくに関する情報は、面積線量計からの情報を換算した、IVR基準点での空気カーマ表示が一般的だったが
DTSでは、X線条件、Cアーム角度、天板位置などの幾何学的情報から計算するだけでなく、患者からの後方散乱、組織変換係数を加味した、入射皮膚線量をリアルタイムに表示している。モニタに表示された患者モデルには、被ばくの状況がカラーマッピング表示されるため、直感的に術中の患者被ばくを把握でき、X線照射の重なりや長時間のX線照射によるHot Spotを防止するのに役立つ。
それに加え、関心領域にのみX線を照射する線量低減機能のスポット透視機能や透視画像をフットスイッチ操作で記録することにより、撮影を透視で置き換える機能などで、患者や術者の医療被ばくを大幅に低減させる。

CT

Aquilion ONE/ViSION Edition

Aquilion ONE/ViSION Editionは第二世代のエリアディテクターを搭載した、同社CTの最高機種。
 

Aquilion ONE/ViSION Edition

 
逐次近似再構成法の原理を応用した画像再構成アルゴリズム「AIDR 3D」による被ばく線量の低減などを実現してきた同社CT装置、Aquilion ONEが更なる進化を遂げた。こうした機能に加え、Aquilion ONE/ViSION Editionでは1回転0.275秒の高速スキャン、780mmのワイドボア設計を実現。日常検査の快適性向上や適応範囲の拡大を可能にした。

Aquilion ONE / ViSION Editionは、世界最大の登録者数を誇る放射線科医師・技師向け会員サイトAuntMinnie.comにより、2013年の「世界最高の画像診断装置」に選ばれた。
 

AuntMinnie.com受賞の盾

 
搭載されているアプリケーションであるSURE Subtractionは頭頸部狭窄病変、骨浸潤、冠動脈狭窄(WIP)、肺塞栓などの病態の視認性を向上させている。
 

SURE Subtraction

 
バリアブルヘリカルピッチにより、スキャン中のヘリカルピッチ変更による天板の停止をなくし、ヘリカルピッチの異なる撮影を1度のスキャンで行うことができる。
rawデータを使用したモノクロマティックイメージや管電圧の差を利用し、高精度な解析を行うソフトウェアも搭載。
また、Single Energy Metal Artifact Reduction(SEMAR)は逐次近似技術を応用した金属アーチファクト低減再構成となっており、コイルや義歯にも使用が可能だ。

ブースインフォメーション

東芝メディカルシステムズ株式会社

 

基本情報
○東芝メディカルシステムズ特設サイト
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/event/rsna2013/

○ブース
#7330,North Building Hall B

 

●「この製品は見逃せない!!RSNA2013」

 

CT :Aquilion ONE™/ViSION Edition
世界唯一の面検出器CTが更に進化。
各部位に最適化した非線形位置合わせによるSURE Subtractionは頭頸部狭窄病変、骨浸潤、冠動脈狭窄、肺塞栓などの病態視認性を向上。Single Energy Metal Artifact Reduction(SEMAR)は逐次近似技術を応用した金属アーチファクト低減再構成。整形に限らずコイルや義歯にも使用可。Dual Energy解析は安定したkV変調を活かして生データベースによる仮想単色X線画像、実効原子番号や治療計画で用いられる電子密度値の算出を可能とし、新たな診断可能性を拡げます。

 

VL :Infinix Celeve-™-i INFX-8000V
Infinix Celeve-™-i INFX-8000Vは東芝独自のFPDの組み合わせによるバイプレーンと縦横チルト寝台により全身のインターベンションを実現、外科的治療と内科的治療を組み合わせたハイブリッド治療を支援します。幅広い臨床用途に対応した操作性向上(操作室用大型モニタ)と臨床アプリケーションの進化(LCI高速化、CT/MRI/LCIフュージョン)、新たな透視収集機能(バイプレーンSpotFluoro)や線量管理機能(Dose Tracking System)をご紹介します。

 

●ブース情報
RSNA2013では、「Improving the Quality of Life」をテーマに展示します。
今年はRSNA初展示となる新製品や新技術を数多くご紹介します。ぜひご期待ください。
また、ブース内では当社装置に関する様々な動画が閲覧可能なYou Tubeラウンジの設置や、より直感的に展示機器を体感できるインタラクティブコンテンツを充実させました。
シカゴにゆかずとも東芝ブースの様子をご覧いただける、好評のRSNA Photo Reportを
今年も当社webサイトに公開します。
東芝ブース、WEBサイトhttp://www.toshiba-medical.co.jpでお待ちしております!

 

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