X線回診車 DRX-Revolution Mobile X-ray System

RSNA2012 Report:
2012.11.26
 本年から販売開始され、全米で200台以上販売されているX線回診車。全米での回診車シェアの約35%を獲得している。日本でも販売準備中で、RSNAでも日本の来場者から注目されている。

 

自由な検査スタイルを実現するX線回診車「DRX Revolution」

 これまでの製品では、移動する際に目線以上の高さにある支柱が邪魔になっていたが、本製品では前方の視界が開けるような高さへと支柱が収納できる仕様がとられている。移動する際に前方がよく見通せるため、病棟内でより安全に移動できる。また、搭載されているドライブはすべて独立した作りとなっており、片手でスムーズに押せるくらい、重さを感じずに移動させることができる。

移動の際にはアーム部分などをコンパクトにまとめることができる

 メインモニタの他に、チューブヘッドにもモニタを搭載。ここでも検査登録や撮影画像の確認ができる。わざわざ確認のためにメイン画面側を移動する必要がなく、管球側で検査完了が可能なので、スループット大幅な向上につながる。

チューブヘッドに搭載した小型モニタ

 こちらのモニタでは撮影条件変更、検査登録、画像確認ができるだけでなく、FPDの位 置情報が確認でき、撮影距離や入射確度の確認が可能である。検査室などで使用しているDRXディテクターをそのまま共有できるのも特徴だ。

同社製の四切サイズFPDも搭載可能。検査室などと共有することで、コストカットにつながる

 
 



X線回診車 DRX Revolution