Philips Healthcare

Locations-
North Building – Hall B 7159
North Building – Hall B 7721
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  • Philips Healthcareブースインフォメーション

    Imaging 2.0
     – Sharing your vision. Advancing the science.-

    フィリップスは、昨年と同じ場所で皆様と「臨床面での協調と融合」「患者様中心」「経済的価値の追求」について、臨床データを供覧しながら、イメージングシステムの将来をご一緒に考えたいと思います。
    North Building # 7721へのお越しを、Virtual tourでの参加を含め、お待ちしております。

    http://www.healthcare.philips.com/jp/

    【MR】

    昨年RSNAにて発表されたフルデジタルテクノロジーdStreamは Ingenia3.0T/1.5Tに搭載されている。すでに全世界100台以上で稼働しており 稼働施設から頂いた画像を展示し、dStream技術、新しいアプリケーションを RSNAのブースにて紹介。Ingeniaから搭載される“dS-SENSE”は新しいパラレ ルイメージング法で更なる高速撮像を可能にする。dS-SENSEを用いて今まで 時間を要していた全身DWIを従来の半分以下の時間で撮像できる。 MultiTrasmit技術も更に進化し心臓領域でRFシミングを可能にし、3Tで安定 した心臓撮像を実現した。ワークフローの改善として、自動で最適なコイル エレメントを選択するSmart Selectは常に安定した高画質を提供する。

    【CT】

     昨年のRSNAにて、第4世代の逐次近似再構成法技術として発表されたiDose4。今春より納入が開始され、得られた多くの臨床画像と臨床的有用性を紹介。iDose4は画質を下げることなく最大80%の被ばく低減や、被ばくを増加させずに空間分解能を最大68%向上することが可能となる。また7段階のレベル選択を有する事で被検者や検査部位に最適な調整をフレキシブルに行える。更にアーチファクト抑制機能を装備することにより、高画質の画像が取得可能となる。
     新型装置としては昨年のRSNAにて、発表されたIngenuity CTのシリーズ機種を拡充し、臨床現場の様々なニーズに対応をする。RapidView IRと呼ばれる超高速リコンストラクターを搭載する事でiDose4使用時においてもスムーズなワークフローの提供に貢献する。

    【NM】

     全く新しいジャンルのモダリティとして登場したフィリップスのIngenuity TF PET/MRは、PET性能において先進のTime-Of-Flightテクノロジーを搭載し、MRI部分に高性能なフィリップスのAchieva 3.0Tを採用したことにより、優れたパフォーマンスを提供できる。更に、Neurology・Oncologyや婦人科領域において先端的な臨床アプリケーションを搭載するIngenuity TF PET/MRの未知なる可能性は、Molecular Imagingの発展への貢献に期待できる。
    North Building – Hall B 7159
    North Building – Hall B 7721

  • Philips Healthcare−製品速報


X線

DigitalDiagnost(Philips Healthcare社製X線一般撮影装置)

RSNA2011では、1枚のワイヤレスFPDを多目的の撮影台と共有・組み合わせて使用できる「バリューシステム」および、ディテクタが上下だけでなく水平方向(軸位)にも移動する「フレックスシステム」が新たに公開された。

Digital Diagnost 3.0 フレックスシステム

 

バリューシステムは、立位撮影台および、臥位撮影台に1つのワイヤレスFPDを共有して使えるタイプ。撮影台のトレイにワイヤレスFPDをセットすることで充電ができる(バックアップケーブルで有線接続も可能)。X線管支持装置の稼働範囲も17cm延長し、165cmに拡大された。経済性の向上と、検査効率に貢献するシステム。

             立位撮影台。ワイヤレスFPDは縦・横どちら向きにも据付可能

ワイヤレスFPDのトレイ。据付位置が縦位置か横位置かをランプで示している
臥位撮影台。一般撮影室仕様のAmbient Experience
(同社の照明装置で検査室の快適性を演出するシステム)で展示されている

CT

Ingenuity CT(Philips Healthcare社製CT)

第4世代の逐次近似再構成法”iDose4″を搭載する128スライスCT。スループットが非常に高いことが魅力の一つであり、RSNA展示のバージョンでは再構成スピードがさらに向上。7割の検査では1分以内に再構成が完了するという。
千葉西総合病院の例では、IngenuityCT導入初日から50件以上の検査が行われていたとのこと。iDose4 は 世界において現在までに約500件の受注をしており、臨床的実用性の高い技術と評価されている。
iDose4は低被ばくかつ高画質な検査を可能としており、画質を維持したままで被ばく低減と空間分解能向上を同時に実現。検査とのニーズに合わせた柔軟な調整が可能で、低管電圧撮影との相性もよく、低管電圧撮影時に発生するノイズを抑え、造影コントラストの向上を実現する。(右がiDose4)。また高周波関数での撮影時のノイズ低減にも効果を発揮し、結果として分解能の高い画像の取得を可能とする。
RSNAで新たに発表された”O-MAR(Orthopedic Metal Artifact Reduction)”。整形外科領域で金属インプラントを入れている患者でのCT検査で発生する金属アーチファクトを大幅軽減する全く新しい再構成方法。シンプルな操作で臨床への有効活用が期待される。

MRI

Ingenia 3.0/1.5T(Philips Healthcare社製MRI)

すでに日本でも発売開始した、同社最上位機種のMRI。全世界ベースで100台以上の稼働実績があり、年末までには200台に到達の見込み。日本でも年末までには10台の導入が予定されている。
       
       
本機はフルデジタルテクノロジー”dStream”を搭載し、コイル内でアナログ/デジタル変換を行うため、データの損失が無く、SN比は従来の40%以上向上している。
右側はdStreamの基板で、左側が従来のアナログ-デジタル変換基板。従来はチャンネルを増やす際にA/D変換基板(左側)の増設が必要となっていたが、フルデジタルとなったIngenia3.0/1.5Tではその必要が無い。このような基板のコンパクト化が、dStream技術の実現につながっている。
       
       
HIFU(高密度焦点式超音波療法)の機能を備えた本機専用の寝台。欧米を始め世界各国での導入が進んでいるという。子宮筋腫、骨転移の疼痛緩和などに対応しており、次世代のバージョンでは乳腺領域など、マーケット拡大にあわせて適応領域の拡充を視野に入れているという。日本では薬事未承認。
ベッドの下側にHIFUの照射装置が内蔵されている。窓の位置に患部を合わせる。
       
       
       
今回の展示では国内導入第一号であった東海大学の臨床データが複数紹介されている。また、各種モダリティの画像を管理できる解析ソフトウェア”IntelliSpace
Portal”の新しい機能”Tumor Tracking
application”が発表された(日本では薬事未承認)。患者の腫瘍容積およびADCの変化をグラフ化し、定量的に計測できる。

PET/CT

Ingenuity TF PET/MR(Philips Healthcare社製PET/MR)

同社のハイエンドMRI「Achieva 3.0T」と、Time-of-Flightテクノロジー搭載のPETを組み合わせたPET/MR。既存のMRIコイルも使用可能となっている。2010年に発表され、本年度、欧米ではFDA・CEマークを取得して発売開始した。すでに、マウントサイナイ医科大学やジュネーブ大学をはじめとする7施設で稼働が始まっている。日本では薬事未承認。
        
        
基本的な全身のPET/MR撮影は20分程度で完了する。目的の部位があれば再度MRIの詳細な画像を撮影し、同時並行でPETのFusionを行っていく。
        
        
頸動脈プラークの画像の比較。矢印部分、PET/CT(左側)では血管が描出されていないが、PET/MR(右側)では血管まで明瞭に描出されている。このように、PET/MRという新しい画期的なモダリティが、新たな臨床情報を得ることができると期待されている(マウントサイナイ大学のデータ)。
        
        
PET/MRによる乳腺の画像。Fusion表示で腫瘍が明瞭に描出されている。