第29回中国四国IVR研究会参加印象記

2015.10.06

2015年9月18、19日に岡山大学鹿田キャンパス(Junko Fukutakeホール)で開催された、第29回中国四国IVR研究会の報告を高知大学放射線科 仰木健太先生にご執筆頂きました!

はじめに

 私は、診断専門医取得前の、卒後7年目の後期研修医として、高知大学付属病院で研修中である。
 今回、2015年9月18~19日に岡山市で開催された、第29回中国四国IVR研究会に参加したので報告する。会場となった岡山大学鹿田キャンパスのJunko Fukutake Hallは、近代的で開放感のある美しい会場であった。参加演題は例年よりも多い50演題で、期間中は130名を超える参加者があり盛況であった。各セッションでの質疑応答では、活発な討論が交わされ、実に有意義な研究会であった。また、今回は初日の最後に岡山大学IVRセンターの見学ツアーが催され、設備や担当スタッフが充実しており、当院にも同様な施設があればと思う次第であった。
 以下、私が印象に残った演題、テーマについて記載させていただく。

学会について

 一般演題は50演題で、10のセッションに分かれていて、非血管系及び血管系IVRともに演題は充実していた。ランチョンセミナー、特別講演の他、要望演題「自慢の症例、痛恨の症例」という実に興味深いセッションも用意されていた。
 セッション1(非血管系:肝・胆道・腎)は、山陰労災病院の井隼孝司先生がトップバッターでTACE併用CTガイド下RFAの臨床的有用性の検討についての報告であった。当院ではRFAはCTガイド下で実施しており、他施設においても正確な電極針刺入や局所制御率の向上の有用性が示されたことを拝聴できた。また、私自身は胆道系IVRの経験が少ないため、その後の胆道系の症例、中でも、離断型の胆汁瘻に対する経皮的挙上空腸内瘻化症例では、CT透視下での空腸内留置balloon catheterへの穿刺方法・Swan Neckを用いた二期的内外瘻形成は大変勉強になった。岡山大学から腎凍結療法の際の後腹膜血腫の合併例について報告があった。本治療法は新しい穿刺IVRとして注目されており、本法を施行する上で知っておくべき報告と思われた。

(続きはRadFan11月号にてご覧ください!)

図2

このページの先頭へ戻る