64列CT「SCENARIA」の新機能IntelliCenter

2011.07.05

64列CT「SCENARIA」は、2次元散乱線コリメータを備えた0.625mm×64列の検出器、2,880view/sec.の高速データ収集、Feldkamp法に比べて高画質な日立独自のCORE法による画像再構成を中心として、心臓だけでなく腹部や胸部など全身を0.35秒スキャン(0.35秒/回転)で撮影できることを特長としている。このSCENARIAが、新たにIntelliCenterを搭載した。
IntelliCenterとは、左右に最大80mm移動する寝台横スライド機構※とX線補償フィルタ切替を組合わせた機能である。心臓撮影の例では、低被ばく用X線補償フィルタを用いてX線を関心領域に絞り、寝台横スライド機構によって関心領域に心臓を位置決めする。心臓がスキャナの回転中心に来るので空間分解能の向上が期待でき、被ばく低減も可能となる。

※オプション