エレクタ、富士通と医療機関向け放射線治療支援
システムに関する業務連携を開始

2023.04.10

 エレクタ株式会社(本社:東京都港区、以下、エレクタ)は、富士通Japan株式会社(本社:東京都港区、以下、富士通Japan)と医療機関に向けた放射線治療支援システムに関する業務連携を開始した。

 同業務連携により、エレクタが持つ放射線治療における情報システムのノウハウと、富士通Japanの電子カルテシステムの導入・開発で培った経験・知見を融合し、販売からシステム運用までシームレスな運用と実用化を目指す。さらに今後エレクタは富士通Japanの電子カルテシステムのユーザに対しても、MOSAIQ OISをはじめとするエレクタ社製ソリューションの提案を積極的に行う予定である。さらに放射線治療業務に貢献するための新製品の共同開発も検討を進める予定としており、放射線治療に関する提案パターンを増やすことでさらなる放射線治療環境の向上を目指す。

 従来、エレクタの放射線治療情報の統合管理システム(製品名:MOSAIQ OIS)と富士通Japanの電子カルテシステムとの接続には、富士通Japan が構築する通信規格変換用中間ハードウェアが介在しており、初期導入および保守費用が課題であった。同課題を解決するため、両社は2022年12月に中間ハードウェアを経由せずに、両システムの直接接続を可能とする新たなソリューション(製品名: SmartGate)を共同で開発した。本ソリューションの導入により、富士通Japanの電子カルテシステムとの親和性がさらに向上し、医療機関におけるシステム管理や運用の作業負担を軽減するとともに、ハードウェアおよびライセンスなどのコスト軽減を可能とする。

 エレクタ株式会社代表取締役社長木村元彦は次のように述べる。「放射線治療部門には多くのシステムが介在しているため、60%のインシデントはマニュアルの作業やデータ転送によって起こるといわれています。情報システムの根幹である富士通Japanの電子カルテシステムと弊社のMOSAIQ OISをシームレスに展開することにより、効率的な運用を目指し、増加している日本の患者数に対応する環境づくりを支援したいと考えています」

 これからもエレクタは「がんとたたかうすべての患者さんに希望を」を目標に、日本のがん治療業務の発展に貢献していく

エレクタについて

 エレクタは高精度放射線治療のリーダーとして、がんとたたかうすべての患者さんが、可能な限り優れたがん治療を受けられるよう尽力する。同社は医療関係者の皆さまとオープンに協力しながら、持続可能で高度なテクノロジーを提供し、費用対効果の高い放射線治療ソリューションを追求する。がんとたたかうすべての患者さんに希望を届けられるよう、患者のニーズに応え、生活の質の向上に取り組む。世界で働く4700人以上のスタッフは、情熱、科学、想像力を集結し、がん治療を大きく進化させていく。私達はテクノロジーを構築するだけでなく、希望も届ける。エレクタはスウェーデンのストックホルムに本社を置き、40カ国を超える国々で事業を展開し、ナスダック・ストックホルムに上場している。詳しくは https://www.elekta.co.jp/を閲覧するか、Twitter@Elekta をフォロー。

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エレクタ株式会社 マーケティング部 マーケティングコミュニケーションチーム
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