三菱電機、小型陽子線治療装置を製品化

2011.10.13

  三菱電機株式会社は、がん治療に使用される粒子線治療装置「MELTHEA(メルセア)」のラインアップとして、1室タイプの小型陽子線治療装置を製品化した。これにより、都市部などの狭い敷地にも設置ができる。

1室タイプの小型陽子線治療装置
1室タイプの小型陽子線治療装置 2階建てタイプ

■新製品の特長
小型化により敷地スペースを約35%削減(平面タイプ)、都市部での設置に貢献
・ 敷地スペースを従来比(従来の1室タイプとの比較において(同社調べ))約35%削減、2階建てタイプでは約60%削減
・ ビーム光学系の配置を最適化することなどにより、小型化を実現
・ 加速器や回転ガントリー(任意の方向からビームを照射するための装置)は、信頼性の高い従来の機器を採用

低価格化により、導入が容易に
・ 従来、大規模な病院にしか導入できなかった陽子線治療装置が、小型1室タイプでは、約20億円(装置のみの参考価格)から導入可能

●お問い合わせ
三菱電機株式会社 電力事業部先端・医療システム部
TEL:03-3218-2466
URL:http://www.mitsubishielectric.co.jp/