フィリップス、生体情報モニタ「IntelliVueシリーズ」から情報表示・管理機能を高めた新機種3製品を発売

2011.10.03
左:IntelliVue MX800 右:IntelliVue MX700
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ氏)は10月3日より、生体情報モニタ「IntelliVue(インテリビュー)シリーズ」の新ラインナップとして、生体情報モニタ「IntelliVue MXシリーズ」3機種の販売を開始することを発表した。
生体情報モニタ「IntelliVueシリーズ」は、日本をはじめ世界各国の医療施設において、主に急性期部門、手術室などで高いシェアを有する生体情報モニタリングシステムとして好評を得ており、既に全世界で累計40万台の販売実績を誇っている(海外フィリップス調べ。2010年10月時点)。 

10月3日販売を開始する「IntelliVue MXシリーズ」は、2002年に発売した「IntelliVue MPシリーズ」と完全な互換性を持ち、同一のモニタリング・プラットフォームでシームレスに統合でき、高い拡張性を継承しながら、現在の電子化・情報化ニーズにも幅広く柔軟に対応できるよう設計されたものである。

■IntelliVue MXシリーズ製品名
IntelliVue MX600
IntelliVue MX700
IntelliVue MX800

■IntelliVue MXシリーズの主な特長
・iPC(内蔵式パソコン。iPCはオプション)によりモダリティの壁を越えた患者情報のやり取りが可能となり、ポイント・オブ・ケアで豊富な情報に基づく臨床的な意思決定を支援。また、iPCは一体型の構造であるため、大幅な省スペース化を実現。
・iPCとモニタを統合した、シームレスな操作環境を提供。iPCとモニタはそれぞれ独立した設計となっているため、生体情報のモニタリングやアラームの動作を妨げずに、ベッドサイドで簡単に手早く関連情報にアクセスできる。

■IntelliVue MXシリーズのメリット
・iPCにより院内のイントラネットを経由してアプリケーションを実行し、素早く簡単に必要な患者情報を得ることが可能となり、医療従事者のワークフローの効率化を図る。
・多彩なCDSツール(Clinical Decision Supportツール、意思決定支援ツール)により、医療チームの臨床的な意思決定を支援。
・従来の「IntelliVueシリーズ」同様、タッチスクリーンを採用した直観的なユーザーインターフェース、ワイドな画面、柔軟なスクリーン構成により、より確かな診断とワークフローの効率化に役立つ。
・筐体(きょうたい)内実装技術をPCにも応用し完全ファンレス化を実現したことにより、熱等による障害発生率の低下、および、ほこり等の蓄積、音の発生などを防ぎ、安全・快適な医療環境に貢献。

■希望販売価格:300万円~(税込、仕様により異なる)
■年間の販売目標台数:約500台

同社社長 ダニー・リスバーグ氏は、「フィリップスは、世界で高いシェアを持つ生体情報モニタ「IntelliVueシリーズ」のラインナップを強化することで、日本においてもより多くの臨床ニーズに応え、顧客満足度の向上を図れると確信している。更なるきめ細やかなサポート体制の拡充を図りながら、急性期病院へのモニタリング・ソリューションを浸透させていきたいと考えている」と述べている。

●お問い合わせ
株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン広報部
TEL: 03-3740-4561
URL:http://www.philips.co.jp/