富士フイルム、X線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEOカルネオ AQROアクロ」の意匠が令和三年度全国発明表彰を受賞

2021.05.26

富士フイルム株式会社(社長、助野 健児)は、公益社団法人発明協会が主催する令和三年度全国発明表彰において、「小型軽量で機動性に優れた移動型X線撮影装置の意匠」で、「経済産業大臣賞」と「発明実施功績賞」を受賞した。本意匠は、入院病棟や救命救急室、手術室のような狭い場所など、さまざまな場所で使用される、小型軽量で機動性に優れた移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO AQRO(カルネオ アクロ)」(以下、「CALNEO AQRO」)。4輪キャスターカート、アーム付きモニター等の特長的なデザインを取り入れ、素早い手動操作での移動や迅速な画像確認を実現。

全国発明表彰は、我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、優れた発明・意匠を完成した者などを表彰するものである。「経済産業大臣賞」は、「恩賜発明賞」、「内閣総理大臣賞」、「文部科学大臣賞」に次ぐ上位の賞。「発明実施功績賞」は、「経済産業大臣賞」を含む特別賞などを受賞する法人の代表者に贈呈される。今回の受賞は、「小型軽量で機動性に優れた移動型X線撮影装置の意匠」が、我が国の科学技術の振興、産業経済の発展に大きく貢献したことが評価されたものである。
なお、表彰式は、6月22日にThe Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)にて行われる予定だ。

【経済産業大臣賞】
「小型軽量で機動性に優れた移動型X線撮影装置の意匠」
創作者:小倉 良介 デザインセンター デザインマネージャー

【発明実施功績賞】
助野 健児 代表取締役社長・COO

「小型軽量で機動性に優れた移動型X線撮影装置の意匠」が施された移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO AQRO」

 

【意匠創作の背景】
移動型デジタルX線撮影装置は、救命救急室や手術室など、一刻を争う処置が行われる環境下で使用されることがあるため、素早く検査できることや制限されたスペースでの自由な取り回し、感染対策のしやすさなどが求められる。しかし、一般的に、病棟など放射線撮影室以外で行われるX線検査は、装置の移動や準備、清掃などに時間を要するという課題があった。
「CALNEO AQRO」は、少ないX線量でも高画質を実現するデジタルX線画像診断装置「CALNEO」シリーズに合わせて開発した超軽量移動型デジタルX線撮影装置。

【意匠の内容】
移動性や旋回性に優れた高い機動性を実現するための4輪キャスターカートを採用。手動操作での素早い発進や停止、回転を伴う移動やベッドに沿った水平移動が可能。また、前方の視界確保や、ベッド・ストレッチャー等へ容易な接近を可能にする低頭薄型な筐体デザイン、撮影後の即時画像化と画面の向きを自在に調整可能なアーム付きモニター、検査後の清掃が容易な凹凸が少なくケーブルの露出を最小限に抑えたデザインなど、特長的な意匠を取り入れられた。これらの特長により、院内各所での活用に加え、コロナ禍の医療現場においても、感染管理病棟等で患者が移動せずベッドサイドでX線検査を受けられるなど、X線検査の実現と感染対策の両立に貢献している。

  4輪キャスターにより素早い操作性を実現

撮影後の即時画像確認と画面の向きを自在に調整可能なアームつきモニター

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