NEWS!! コニカミノルタが次世代の精密診断プラットフォームをグローバル展開 -Konica Minolta Precision Medicine社とAWSが連携-

2021.03.15

コニカミノルタ株式会社(以下 コニカミノルタ)は、3月10日(水)にオンラインでの記者会見で、個別化医療の事業会社であるKonica Minolxzrhdta Precision Medicine, Inc.(以下 KMPM※1)が米国Amazon Web Services, Inc.(以下AWS)と今後5年間にわたり連携していくと発表した。AWSはKMPMの優先クラウドプロバイダーとして、KMPMのマルチオミックス※2プラットフォーム「LATTICE™(ラティス)」構想のグローバル展開を支援する。また、この一環としてAmazonはKMPMに対する投資を行う。

LATTICE™は、遺伝子、病理、医療画像のデータと他の重要な医療情報を組み合わせて、新たな臨床的に重要なバイオマーカーを発見し、次世代の診断検査を創出する画期的な統合診断データプラットフォーム。

今回の連携にあたり、藤井清孝氏(コニカミノルタ専務執行役、KMPM会長)は「個別化医療の進歩に対する最も重要な課題の一つは、遺伝子、たんぱく質、医療画像と疾病の因果関係を明らかにし、分子レベルでの診断を可能にする精密診断プラットフォームの整備です。LATTICE™によりお客様がこのプラットフォームを利用して新しい治療、投薬方針や病気の予兆を発見することを支援します。AWSサービスの幅広さと深さ、セキュリティの高い安全なインフラを活用することで、KMPMはイノベーション強化に向けた優位性を確保し、データサイエンティスト、開発者、臨床医、製薬パートナーの専門チームと大規模な協力関係を構築し、科学的な発見をより早く臨床現場のサービスとして提供することが可能になります」と抱負を語った。

今後はLATTICE™の幅広さと解析能力を活かし、大規模にグローバルな臨床試験を支援し、また臨床現場で適切な診断ツールを臨床医と研究者に直接提供できる新しい方法を開発していく。LATTICE™は、KMPMの最先端科学とAWSのサービスを組み合わせることで、「Amazon HealthLake」などの機械学習サービス、ストレージ、コンピューティング、データベース、分析サービスを活用しながら、臨床医が適切な医療を、適切な患者に、適切な時期に提供できるよう支援し、創薬の加速に貢献する。また、KMPMは、AWSの安全なインフラを活用することで、保護された医療情報を処理・維持・保存し、日本の医療情報ガイドラインにも対応する。

 

※1 KMPM:2017年に買収した遺伝子診断企業Ambry Genetics社(本社:米国カリフォルニア州)と創薬支援企業Invicro社(本社:米国マサチューセッツ州)を統合した会社。2018年創立

※2 マルチオミックス:網羅的な生体分子の情報(ゲノム:Genomic、プロテオーム:Proteomics、医療画像:Radiomicsなど)のこと

LATTICEはKonica Minolta Precision Medicine, Inc. の商標。

Amazon Web Services、AWS、Amazon HealthLakeは、米国およびその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標。

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