スペクトラテック、Spectratech OEG-17ME光トポグラフィー検査用パッケージ(31ch)を販売開始

2020.09.25

(株)スペクトラテック(大橋三男社長)は「光トポグラフィー検査」用の医療機器Spectratech OEG-17ME光トポグラフィー検査用パッケージ(31ch)(以下OEG-17ME(31ch))を9月23日より販売開始する。

 

2014年4月から「光トポグラフィー検査、抑うつ症状の鑑別診断の補助に使用するもの」が保険適用になった。

(株)スペクトラテックでは2015年4月から、この光トポグラフィー検査用医療機器としてSpectratech OEG-16MEの販売を開始し、多くの医療機関において利用されている。

 

「光トポグラフィー検査」は精神科において益々その重要性が高まってきており、この度「光トポグラフィー検査」の更なる普及を目指し、最新のハードウエア、ソフトウエア技術の投入により、普及価格990万円(最小構成、消費税別)にてOEG-17ME(31ch)を販売開始する。弊社ではSpectratech OEG-17ME光トポグラフィー検査用パッケージ(15ch)を2020年4月1日より販売を開始しているが、前頭部内側(15ch)に加えて前頭部両外側まで測定領域を広げたいという要望に応えるため、計測チャンネルを15chから31chに大幅拡大した光トポグラフィー検査装置OEG-17ME(31ch)を用意した。

 

OEG-17ME(31ch)には、脳科学の研究者向けで多くの実績と定評のあるFunctional NIRS装置Spectratech OEG-16シリーズ、Spectratech OEG-17APDシリーズ(いずれも販売中)の開発において実現した以下の独自開発の高画質化技術がもれなく搭載されている。

・スペクトラム拡散変調技術を使った高精度、超低干渉性の光変復調回路

・ファイバーレスの超高感度小型APDセンサー

・ITO(Indium Tin Oxide)膜を使った超低ノイズ受光部

これらの弊社独自開発技術により高感度特性を示しながら雑音レベルを格段に低く、しかも小型で高性能な医療機器が実現。

 

Spectratech OEG-17ME(31ch)本体はデスクトップパソコン程度の大きさであるため設置も容易で、病院やクリニック内の限られた空間で有効に使える。年間販売見込みは10台を予定している。

 

(株)スペクトラテックは、医療機器の開発、製造、販売を事業とし、医療、半導体、画像の研究者及び技術者を中心に集まった、スペクトラム拡散技術を利用した医療装置に関する特許など新規性の高い技術を有する医療機器製造販売企業。

以上

 

光トポグラフィー:診療報酬項目D236-2で認められた特定診療報酬算定医療機器の区分。この区分で認可された医療機器を使って行う検査を光トポグラフィー検査と呼ぶ。

脳血流変化:一般的には、脳局所で計測されるオキシヘモグロビン、デオキシヘモグロビンの濃度変化を指し、最近はPathlength-Dependent Haemoglobin Changeと呼ぶようになってきている。

functional NIRS装置従来は光トポグラフィー、機能検査オキシメータ光イメージング脳機能測定装置などと呼ばれていた近赤外光を使った脳血流測定装置。国際規格IEC 80601-2-71で定義されたこともあり、今後はfunctional NIRS equipment(functional NIRS装置の名称に統一されていく見込み。

販売名:全頭測定型functional NIRS装置Spectratech OEG-17ME

医療機器認証番号:第302AFBZX00021000号

医療機器製造業許可番号:14BZ200148

医療機器製造販売業許可番号:14B2X10019

問い合わせ先
株式会社スペクトラテック
URL https://www.spectratech.co.jp/