EIZO、「RadiForce RX1270」が乳房トモシンセシスやマンモグラフィ表示用として米国内販売許可を取得

2020.04.17

 EIZO(株)は、米国食品医薬品局(FDA)より、12メガピクセル対応の30.9型医用カラーモニターRadiForce RX1270を米国内でデジタルブレストトモシンセシス(乳房トモシンセシス)、およびデジタルマンモグラフィ(乳房X線)用途として販売する許可を取得した。

 デジタルブレストトモシンセシスは、乳がんの早期検出のために乳房を撮影する方法の1つだ。従来からのデジタルマンモグラフィ(乳房X線)が二次元(2D)撮影方法であるのに対して、乳房を多方向からの断層画像で捉える三次元(3D)撮影方法である。

 トモシンセシスとマンモグラフィという二種類の撮影方法を組み合わせて診断することにより、乳がんの初期症状である微細な石灰化の有無や位置を把握しやすくなると期待されている。一方で、微粒かつ微妙な石灰化の陰影をモニター画面に再現するためには、高い表示性能が求められる。

 RX1270は、当社の医用モニターでは最大となる12メガピクセル(横4200×縦2800ピクセル)の高解像度画面に、高密度0.1554×0.1554 mmの画素ピッチ、1200 cd/m2(キャリブレーション推奨輝度500 cd/m2)の高輝度と1500:1の高コントラスト比を実現。トモシンセシスやマンモグラフィによる撮影画像を、忠実かつ精密、鮮明に再現する。

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