日立、1台で多目的な検査が可能なデジタルX線透視システムの新製品 「CUREVISTA Open」を販売開始

2020.04.10
デジタルX線透視システム「CUREVISTA Open」

 株式会社日立製作所ヘルスケアビジネスユニット(以下、日立)は、デジタルX線透視システムの新製品「CUREVISTA Open(キュアビスタオープン)」を、4月10日から販売開始する。
 本製品は、従来モデルで好評であったX線管装置とFPDから成る映像系ユニットが動く日立独自の2WAY ARM(2ウェイアーム)を引き続き搭載している。加えて、被ばく低減と高画質の両立をめざした新世代画像処理エンジンや撮影範囲を設定するだけで簡単に撮影可能な長尺撮影アプリケーション、断層撮影アプリケーション、さらに嚥下造影検査などさまざまな検査が行いやすいSID*1可変アームなどを搭載している。消化器領域の検査だけでなく、整形外科、泌尿器科など、1台で多目的な検査や治療が可能なデジタルX線透視システムである。
 日立は、2007年に大視野FPDを搭載したデジタルX線透視システムの「CUREVISTA」*2を発売した。「CUREVISTA」は、X線管装置とFPDから成る映像系ユニットが動くことで、被検者の負担を軽減し、快適な検査環境を提供してきた。2015年には、被ばく低減を追求した画像処理エンジン「FAiCE-V NEXT STAGE1」、2019年には透視画像内のデバイスの視認性を向上する次世代画像処理エンジン「FAiCE-V NEXT STAGE2」を開発した。カテーテルやガイドワイヤーなどデバイスの動きにあわせノイズを低減し、視認性が向上した透視画像など、ユーザーのニーズに合い、好評を得ている。
 本製品は、ユーザーへのヒアリングを通して、潜在的なニーズを掘り起こし、近年増加する整形外科治療や低侵襲治療などを手掛ける医療施設が検査を効率的に行えるように開発したデジタルX線透視システムである。従来モデルで好評であった2WAY ARMを搭載しつつ、新世代画像処理エンジンにより、被ばく低減と高画質の両立をめざし、GUI*3を刷新し使いやすさを向上させた。また整形外科領域で使用される長尺撮影のスループット向上や、SIDを変えられるX線管の支持アームの採用など1台のシステムでさまざまな使い方が可能である。

 新製品の特長
1.検査や治療をサポートする2WAY ARM
 映像系ユニットを縦・横・斜めに動かすことができる2WAY ARMを搭載している。映像系ユニットを任意方向に動かせるため、検査や治療時にベッドや被検者を動かす必要がなく、安全性に配慮している。
2.新被ばく低減プログラム
 透視画像の滑らかさを維持しながら被ばく線量を低減する被ばく低減プログラムを開発した。この被ばく低減プログラムはIntelliFRAMEなど13の被ばく低減技術で構成されている。代表的な技術であるIntelliFRAMEは、フレーム間の動きを検出し、中間フレームを作成、補間する。照射するフレーム枚数を半分に設定しても2倍のフレーム枚数で透視画像を表示できるため、被ばく線量を半減できる。またIntelliFRAMEはフレーム枚数を倍増させるだけでなく、透視対象の動きを検出し、補正処理を行うことで、滑らかで明瞭な透視画像の描写が可能である。
3.使いやすさを向上させたGUIや多目的運用を可能にしたさまざまなアプリケーション
 円滑な検査を支援するために、少ないクリック操作、目にやさしいカラーリングやコントラスト、直観的なアイコンなど人間工学に基づいたGUIを設計した。またX線透視システムは、主に胃や腸などの消化管領域の検査に使用されるだけでなく、泌尿器科や呼吸器科などさまざまな領域で使用されている。整形外科領域で使用される長尺撮影は、適切な位置を決めるだけで、画像全体の濃度調整、スリット毎の接合処理、そしてリアルタイム逐次近似処理まで簡単に行うことができる。またSIDを変えられるX線管の支持アームにより、嚥下造影検査などが行いやすくなった。さらにX線管装置を180度回転(X線管回転)することができ、立位式の撮影台と組み合わせることで胸部撮影を行うことも可能である。

*1 SID(Source to Image Distance):X線管と検出器までの距離
*2 汎用X線透視診断装置CUREVISTA認証番号:219ABBZX00109000号
*3 GUI :Graphical User Interface

システム構成により価格は異なります。

●お問い合わせ
株式会社日立製作所
URL http://www.hitachi.co.jp/index.html

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