GEヘルスケア・ジャパン、次世代ワークフローを搭載したCT 「Revolution Maxima」を国内先行発売

2019.10.17

GEのAI開発環境であるEdison Platformで開発された次世代ワークフローを搭載したCT 「Revolution Maxima」
日本国内で先行発売
 

 医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下:GEヘルスケア)は、多様化している日本の医療現場のニーズに応えるべく最新Deep Learning技術を搭載したCT装置「Revolution Maxima(レボリューション マキシマ)」を世界に先駆け、日本で先行発売を本日より開始した。
 本装置は最新のフルデジタル検出器のハードウェア・逐次近似画像再構成法ASiR-V 等ソフトウェアを数多く採用し、医療を取り巻く環境が変化し続けている中でも顧客のニーズに応え続けられることをコンセプトに開発。CT検査で世界的にも課題となっている検査工程の一連の煩雑な流れを大きく改善し、患者に安全で高品質な検査を提供することが可能となった。
 また、人工知能の進歩もあり、このような高品質な検査を常に安定的に実施すべく人工知能AIをベースとした患者のポジショニングを自動で実施する技術を業界で一早く取り入れた。
 胸部CT検査時にはポジショニングのずれが95%の頻度で発生していると報告されている。新製品である本装置はDeep Learning技術を活用することで、患者一人ひとりに最適なポジショニングを自動で計画し、最も効果的なCT 検査を実現。また、人材不足やローテーションによるCT検査のばらつきを解消し、作業の効率化に貢献する。

「Revolution Maxima(レボリューション マキシマ)」

※ Li J et al: Automatic patient centering for MDCT: effect on radiation dose. AJR Am J Roentgenol 188: 547-552, 2007

【製品特徴】
1.AI技術を駆使した次世代ワークフロー
 CT装置は患者ごとに異なる体格や検査内容等、多くのニーズに応える必要がある。また、医療現場ではこれらの検査を短時間で、正確に、かつ患者への負担を最小限に抑えることが求められる。GEヘルスケアの最新CT装置Revolution Maximaでは人工知能AI技術を活用し、患者ごとに最適な検査を実施するためのポジショニングを自動計画することができる。安全な低被ばく検査であり、誰がいつ撮影しても非常に高い検査の再現性があり、一人ひとりに最適な検査を実現することでプレシジョン・ヘルスの実現に貢献する。(別途有償オプション)

2.フルデジタル検出機
 フルデジタル検出器技術を使用したClarity検出器とDAS(Data Acquisition System)により、電気ノイズ44%低減、発熱量90%低減、散乱線量25%低減を実現。高速かつ低線量高画質の実現に努めた。(GEヘルスケア調べ)

3.逐次近似画像再構成法ASiR-V
 画像ノイズ低減と密度分解能を向上させるGE独自の次世代画像再構成技術である。ASiR-Vを用いることにより、従来比最大82%の被ばく低減、135%の低コントラスト分解能向上、91%のノイズ低減、さらには2.07倍の空間分解能向上を達成し、アーチファクトの低減も実現した。(GEヘルスケア調べ)

4.その他、上記に記載された装置の製品名/薬事販売名/医療機器認証番号は以下の通り
製品名: Revolution Maxima
薬事認証名称:Revolution Maxima (レボリューションマキシマ)
発売日: 2019年10月17日(木)
医療機器認証番号:301ACBZX00013000

●お問合せ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
コーポレート コミュニケーション
URL:http://www3.gehealthcare.co.jp/ja-JP