キヤノン、日本医療機器開発機構(JOMDD)に出資しメディカル事業の拡大を加速

2019.07.10

 キヤノン(株)(以下、キヤノン)は、(株)日本医療機器開発機構(以下、JOMDD)に出資し、業務提携を行う契約を2019年7月9日に締結した。

 キヤノンは、2016年から推進する新5カ年計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズⅤにおいて、「戦略的大転換を果たし、新たなる成長に挑戦する」ことを基本方針としている。特に重要戦略と定めている「新規事業の強化拡大と将来事業の創出」において、4つの新規事業の一つを「メディカル」に定め、その強化・拡大を進めている。

 このほど、キヤノンは、国内外の大学や企業と連携し医療機器製品などの事業化を推進するインキュベーターであるJOMDDに出資し、業務提携を行う契約を締結した。その出資の目的は以下の通り。

1.JOMDDが保有するベンチャービジネス案件にキヤノンが参画することで、オープンイノベーションを通じた、医療分野における新たな価値創出を行う。

2.医療分野におけるキヤノン発の新規案件について、JOMDDと共に事業の将来性を見極め、事業化を加速する。

 これにより、キヤノンのメディカル事業の強化および事業領域の拡大を加速するとともに、日本発の医療機器や医療ソリューションを創出することで、世界の医療に貢献し、日本の医療産業の活性化を目指す。

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キヤノン株式会社
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