EIZO株式会社、医用画像の読影効率向上を追求した、3メガピクセル医用カラーモニターを発売

2018.10.30

医用画像表示モニター RadiForce RX360

 EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、医用画像表示モニター RadiForce RX360(21.3型カラー液晶モニター)を2018年12月3日に発売します。価格はオープン価格※です。
※オープン価格の製品は標準価格を定めていません。

■概要

 「RX360」は、病院内のPACS(Picture Archiving and Communications System:医用画像管理システム)上で患者の医用画像を表示する3メガピクセルカラーモニター「RX350」の後継機種です。
 「RX350」の基本性能・機能を踏襲しつつ、「RX360」は、医師が医用画像をより効率的かつ快適に読影をするために、画像の関心領域をハイライト表示することで読影しやすくする「Point-and-Focus(ポイント・アンド・フォーカス)」や、1組のモニター・キーボード・マウスで2台のPCを自在に操作できる「Switch-and-Go(スイッチ・アンド・ゴー)」機能などを新たに搭載しました。
 筐体ベゼル(画面の額縁)幅は、「RX350」の13.8mmから約46%削減した7.5mmの狭額縁を実現。モニター2面を隙間なく設置した際の画面間の距離がわずか15mmとなり、読影時の視線移動が滑らかになります。

■詳細
読影作業の効率化を追求

 「RX360」には、読影に快適な作業環境を提供し、作業効率を向上させるための当社独自の「Work-and-Flow(ワーク・アンド・フロー)」機能のうち、「Point-and-Focus(ポイント・アンド・フォーカス)」と「Hide-and-Seek(ハイド・アンド・シーク)」、「Switch-and-Go(スイッチ・アンド・ゴー)」の3つの機能を新たに搭載しました。

<Point-and-Focus機能で、すばやく集中>

 Point-and-Focus機能では、マウスとショートカットキーの操作だけで、表示している医用画像内の気になる部分をすばやく選択し、輝度や階調を見やすいように変更できます。関心領域のみに焦点を絞ることで、読影に集中しやすくなります。

<Hide-and-Seek機能で、見たい時だけ表示>

 Hide-and-Seek機能は、「RX360」の画面上に他モニターの画面を重ねて表示するピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)機能です。モニター前面に装備されたOSD(オンスクリーンディスプレイ)ボタンを押して使う一般的なPinP機能と異なり、マウスカー ソルやショートカットキーの操作で表示、非表示が行えます。例えば、表示中の医用画像とは異なる種類の検査画像や過去の検査 画像を参照したい場合は、マウスカーソルを「RX360」画面の所定の位置に移動させるだけで、検査リストが表示され、他の検査 画像を選択できます。このため、検査リスト表示用のモニターが不要となり、その分の導入コストや設置スペース、電力消費の削減にもつながります。
 

<Switch-and-Go機能で、途切れない操作>

 Switch-and-Go機能では、モニター・キーボード・マウス切り替え機能で、読影用PCと電子カルテ用PCそれぞれに必要だった2組の高精細モニターと、キーボード、マウスを1組に集約できます。マウスカーソルを画面の所定の位置に移動させるだけで、操作し たいPCの画面・マウス・キーボードの操作に自動的に切り替わるため、それぞれのPCごとにキーボード・マウスの持ち替えとモニ ター前面への移動が不要になり、作業効率が向上します。また、モニター・キーボード・マウスが1組不要になるため、デスク上の 作業スペースが広がり、整頓された快適な読影環境を実現します。

視線移動が滑らかな狭額縁

 「RX360」は、幅7.5mmの狭額縁と、額縁と画面の高低差2.5mmを実現。これにより、モニター2台による画像比較時の視線移動が滑らかになります。

RadiForce RX360の製品情報

■展示会情報

 EIZO株式会社は、下記の展示会にて当製品を展示します。
2018年11月25日(日)~29日(木)「第104回 北米放射線学会(RSNA 2018)」(米国シカゴ・McCormick Place)

■お問い合わせ

EIZO株式会社:https://www.eizo.co.jp/