レスメド、世界最小、睡眠時無呼吸症候群用のCPAP装置「レスメドAirMiniTM」を国内上市

2018.01.23

~携行性に優れた小型軽量化で、睡眠時無呼吸症候群患者のQOLを向上~

 睡眠呼吸障害の治療機器のパイオニアであるレスメド(株)は、この度、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)に用いる世界最小の治療装置「レスメドAirMiniTM(以下、AirMini)」を国内上市する。AirMiniは2018年2月より、在宅医療会社を通じて、医療機関向けにレンタル提供が開始される。

 AirMiniは従来のレスメドCPAP装置「AirSenseTM10」の機能性はそのままに80%の軽量化を実現。その重量はわずか300gである。装置自体も大幅にコンパクトとなり、手のひらサイズ(13.6cm x 8.4cm x 5.2cm)で携行性を高め、患者の治療継続とQOL向上をサポートする。

 また、CPAPの加温加湿装置として、この度、従来の水タンク型装置に代わり、患者の呼気から得られる熱と水分を還流させる人工鼻フィルター「HumidXTM」を新たに開発し、小型軽量化されたAirMiniの特性を損なうことなく治療の快適さを向上した。HumidXフィルターはAirMiniにオプションで搭載できる。

■ 患者の多くが働き盛り

 睡眠時無呼吸症候群の国内患者数は年々増加傾向にあり、その潜在患者は300万人~400万人と言われている。成人男性の約3~7%、女性の約2~5%に見られ、男性では働き盛りの40歳~50歳代が半数以上を占め、女性では閉経後に増加するといわれている。*

 治療法としては、寝ている間、鼻に装着したマスクから陽圧の空気を送って気道を拡げ、呼吸をしやすくするCPAP療法が有効である。しかしこれまで、ビジネス目的の移動や旅行の際、かさばる装置を携行することを躊躇する患者も多く、持ち運びやすい軽量・小型で、信頼のおけるCPAP装置が求められていた。

■ 患者が自身の状態をスマホアプリで簡単チェック

 睡眠時無呼吸症候群の患者は、ご自分の睡眠時の呼吸状態を知ることがとても大切である。AirMiniに連動したAirMiniアプリ(iOSおよびAndroid)をダウンロードすることで、夜間の機器使用時間や無呼吸回数などを簡単にチェックすることが可能となった。患者が朝の活動前にCPAP治療の効果を把握することで、治療の継続へのモチベーションを高め、QOLの向上に役立てることができる。

 SASと診断された患者にはCPAPの利用に健康保険が適用され、1割負担の場合は月額1,500円、3割負担の場合は月額4,500円ほどになる。

■ 睡眠時無呼吸症候群について

 睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に空気の通り道である気道が塞がれて、呼吸停止を繰り返す病気で、激しいいびきや寝汗、起床時の口の渇きなどが特徴として挙げられる。睡眠中に繰り返し呼吸停止を起こしては目を覚ますため、日中の眠気、疲労感などの症状を生じ、交通事故のリスクを高めたり、生産性の低下につながることが知られている。

 また、繰り返す呼吸停止によって血中の酸素濃度が減少し、心臓、脳、血管に負担がかかることで、高血圧症、脳卒中、心筋梗塞などの循環器系疾患や糖尿病になるリスクを高めることがわかっており、社会的な課題ともなっている。

* 日本呼吸器学会ホームページ 呼吸器の病気 睡眠時無呼吸症候群

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