東芝メディカルシステムズ、「4次元X線CT装置『Aquilion ONE™』の開発」で日本医療研究開発大賞を受賞

2017.11.17

 東芝メディカルシステムズ(株)は、政府が医療分野の研究開発を促進するために、本年より創設した日本医療研究開発大賞にて、「4次元X線CT装置『Aquilion ONETM』の開発」で、共同開発を行った片田和広名誉教授(藤田保健衛生大学)と遠藤真広常務理事(公益財団法人医用原子力技術研究振興財団)とともにその功績を称えられ、栄えある第1回の厚生労働大臣賞を受賞した。表彰は、健康・医療戦略推進本部の本部長を務める安倍晋三首相により、12月13日に首相官邸にて執り行われる予定である。
 日本医療研究開発大賞は、医療分野の研究開発の推進に多大なる貢献をした事例に関し、極めて顕著な功績があったと認められる個人または団体に対して表彰されるものである。
 Aquilion ONETMは、動きのある立体画像の撮影が可能なX線CT装置として2007年に世界で初めて製品化され、全世界で合計1,327台(2017年8月時点)を出荷している。従来の臓器や腫瘍などの形状を診る形態診断に加え、臓器の動きや血流などの動きを診ることに基づく機能診断を新たに可能とした。最新装置では、撮影時間の短縮、被ばく量の低減や造影剤の低減も可能となり、患者さんに優しい検査を提供する。高齢者や乳幼児の検査、さらに一刻を争う救急救命にも大いに貢献することが期待されている。

 同社は来年1月4日にキヤノンメディカルシステムズ(株)に社名変更を予定している。これからもMade for LifeTMの理念に基づき、最新の技術で尊い命を守る医療に貢献していく。

日本医療研究開発大賞とは
 我が国の医療分野の研究開発のさらなる進展に寄与することを目的に政府により創設。受賞者の選出に関しては、健康・医療戦略室長が指名する選考委員によって行われる。健康・医療戦略室は、国内の医療、医薬品、医療機器を戦略産業として育成し、日本経済再生の柱とすることを目指すため、内閣官房に設置された組織である。

●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ株式会社広報室 江野
TEL:0287-26-5100
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