富士フイルムメディカル、移動型デジタルX 線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO Go(カルネオ ゴー)」をモデルチェンジ

2016.09.15

― 17インチの大型モニターを搭載し、撮影画像の視認性と操作性を向上 ―

富士フイルムメディカル(株)は、移動型デジタルX 線撮影装置「FUJIFILM DR
CALNEO Go(カルネオ ゴー)」をモデルチェンジし、17インチの大型モニターの搭載により、撮影画像の視認性とタッチパネルの操作性を向上させ、平成28年10月1日より発売。

FUJIFILM DR CALNEO Go(以下、CALNEO Go)は、低線量・高画質を可能としたカセッテサイズデジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Smart(カルネオ スマート)」シリーズをはじめ、富士フイルムの各種FPD※が搭載可能な、制御ユニットやコンソールを機器本体に内蔵した移動型デジタルX 線撮影装置。市場でご好評いただいている、撮影時の散乱線をカットする金属フィルター(グリッド)を使わなくても、散乱線による画像のコントラスト低下を抑制する「Virtual Grid(バーチャルグリッド)処理」を組み合わせてご使用いただくことも可能である。

今回のモデルチェンジでは、CALNEO Go に17インチの大型モニターを搭載。X線撮影時の画像の視認性が向上し、タッチパネルの操作もしやすくなった。また、本体上部に設けたスタンドで、FPD を立てた状態で固定できるため、バッテリー交換が容易になった。本体前方にはウエットティッシュなど回診撮影時の所持品の収納部を新たに設け、円滑な撮影ワークフローを追及。さらに、国際規格の面積線量表示機能を新たに搭載。算出された値は、DICOM情報として画像データとともに保存され、照射線量の管理に役立てることができる。

 富士フイルムは、今後もさまざまな医療現場のニーズに先進・独自の技術をもってお応えし、さらなる医療の質の向上に貢献する。
calneogo※Flat Panel Detector の略。被写体を通過して照射されるX線エネルギーを、X線透過画像として再構成するための電気信号に変換する機能を有し、画像診断のために必要な人体の部分を十分に覆う面積の平面をもつ、平板状のX 線画像平面検出器のこと。

1.品名
<CALNEO Go>
販売名 : 回診用X 線撮影装置 CALNEO Go
認証番号 : 第225ABBZX00080000 号
<CALNEO Smart シリーズ>
販売名 : デジタルラジオグラフィ DR-ID 1200
認証番号 : 第226ABBZX00085000 号
2.発売日
平成28年10月1日
3.価格
標準ユーザー渡し価格 FUJIFILM DR CALNEO Go:120,000,000円(税別)~
※組み合わせるパネルの種類により、価格は異なる。
4.主な特長
(1)17 インチの大型モニターを搭載
従来の15 インチモニターから17 インチの大型モニターに拡大。タッチパネルの操作性を向上し、X 線撮影現場での画像確認がしやすくなっている。
(2)収納スペースを新たに設置
回診撮影に携帯するウエットティッシュなどの収納部を本体前方に設置。回診時の撮影ワークフローを向上させた。
(3)FPD の取り扱い性向上
本体上部に設けたスタンドで、FPDを立てた状態で固定できるため、FPDのバッテリー交換が容易になった。
(4)計算面積線量が表示可能に
面積線量値の計測が可能になった。算出された値は、操作画面に表示されるとともに、DICOM 情報として画像データとセットで保存される。

●お問い合わせ
富士フイルムメディカル株式会社
HP:http://fms.fujifilm.co.jp