三洋電機、細胞治療事業の海外展開に向け、研究支援機器の海外生産を拡大

2011.06.29
MDF-U700VX
MDF-U56VC
 三洋電機(株)は、1966年に薬用保冷庫を発売してバイオメディカル市場に参入して以来、国内の研究支援機器分野で高い占有率を保持している。また細胞治療関連分野では日本初の細胞調製加工施設(CPC;セルプロセッシングセンター)や世界初のセルプロセッシングアイソレーターなど、細胞治療分野の研究に欠かせない機器を開発し、発展に貢献してきた。
 近年では、特に細胞治療関連の市場が国内外で急速に拡大しており、三洋電機は、国内で培った独自技術と細胞治療分野の実績をもとに、機器とサービスのトータルソリューションで細胞治療事業を海外へ展開する。
 2011年6月の米国アラバマ大学バーミングハム校への納入を機に、京都大学iPS細胞センターにも昨年納入した、細胞調製作業に不可欠の無菌環境を低コスト・省スペースで実現するセルプロセッシングワークステーションの海外向け販売を開始した。現地でのサービス・メンテナンス体制も立上げた。
 一方、2010年9月には、米国サンディエゴのSANYO E&E Corporation(SEE)で、北米向け保存機器*の現地生産を開始している。今後、細胞治療事業の基盤である研究支援機器の現地ニーズに合った商品開発、世界最大市場である北米での現地生産を拡大して、2013年度には、海外向け保存機器の海外生産比率を50%にまで高めることでグローバルシェアを拡大し、細胞治療事業の海外展開を進めていくとしている。 

* 保存機器;薬用保冷庫、バイオメディカルフリーザー、超低温フリーザーなど

 

●2011年度商品の紹介
 超低温フリーザーとは、細胞・組織などのサンプルを-80℃以下に冷凍することで、物理的化学的な変化を抑制させる機器。これにより細胞・組織の長期保存が可能。

 

●VIP超低温フリーザー(MDF-U700VX)【国内生産;全世界向け】省エネ運転(ECOモード運転)
 2つのコンプレッサーをそれぞれ個別・独立制御することにより、フリーザーの負荷状態を監視し、エネルギー消費を最小限に抑えながら運転することができ、当社従来機種比約17%*2の省エネを達成した。

●リスク回避(デュアル冷却システム)
 -70℃まで冷却可能な独立冷凍回路を2基搭載することにより、-85℃の超低温域をつくり出します。万が一片側冷凍回路にトラブルが発生しても、もう一方の冷凍回路で約-70℃を維持することが可能です。
メンテナンスフリー(フィルターレス構造) 新開発冷凍回路により、フィルターレスを実現。面倒なフィルター清掃が不要、メンテナンスが容易です。

*2 従来機種MDF-U73Vと比較して
品番 MDF-U700VX
内容量(温度制御範囲) 728L(庫内中央到達温度-85℃)
幅×奥行×高さmm(外寸) 1010×870×2010
電源 三相200V 消費電力1060/1170W
製品質量 375kg

●省エネ超低温フリーザー(MDF-U56VC/MDF-U76VC)【SEE生産;北米向け】業界最高レベルの省エネ運転*3
 新しく改良した熱交換器と、多層の高性能真空パネルの組み合わせにより、当社従来機種比、MDF-56VC 32%*4、MDF-76VC 29%*4の業界最高レベルの省エネ運転を達成した。

 

●現地ニーズに対応した使いやすさ
 北米現地のニーズに応えた新規設計により、収納ラック数を従来機種*4よりも大幅に増やすことができた。また、温度警報の設定値幅を広げることにより、より柔軟な運転管理に対応可能となった。

*3周囲温度23℃という条件下において、2011年6月時点
*4従来機種MDF-U54VC、MDF-U74VCと比較して
品番 MDF-U56VC MDF-U76VC
内容量(温度制御範囲) 526L(庫内中央到達温度-85℃) 728L(庫内中央到達温度-85℃)
幅×奥行×高さmm(外寸) 770×870×1990 1010×870×1990
電源 単相220V 消費電力740W 単相220V 消費電力980W
製品質量 300kg 355kg

●お問い合わせ
三洋電機株式会社コマーシャルカンパニーバイオメディカ事業部
〒113-8434 東京都文京区本郷3-10-15
TEL:03-5803-3625
http://biomedical.sanyo.com/jp/bio/index.html

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