富士フイルムメディカル、胸部単純X線撮影で骨陰影低減画像を表示する「胸部アドバンス処理」を搭載 クリニック向け医用画像診断ワークステーション「C@RNACORE V3.1(カルナコア)」を発売

2016.02.02

C@RNACOREのクライアントに、ノートPCやタブレットなどのモバイル端末をラインアップ

 富士フイルムメディカル(株)は、クリニック向け医用画像診断ワークステーション「C@RNACORE」の新バージョンとして、「C@RNACORE V3.1」を平成28年2月1日より発売する。「C@RNACORE V3.1」は、胸部単純X線撮影で骨陰影低減画像を表示し、肺野内の肋骨・鎖骨に重なる病変や縦隔部、心臓、横隔膜下にある病変の存在を確認しやすくすることが期待できる「胸部アドバンス処理」や、各種モバイル端末でC@RNACORE内の画像を閲覧できるWEBビューワ機能などを搭載。また、クライアントとしてノートPCやタブレットを使用することができる。

 「C@RNACORE」は、デジタルX線画像診断システム(CR・DR)の画像受信機能・画像表示機能・画像保管機能だけでなく、医事システムや各種検査機器と連携することで、様々な検査結果を一元で統合管理することができるため、主にクリニック市場を中心に普及している。 また、近年はiPad(*1)やWindows(*2)タブレットなどのスマートデバイスの普及に伴い、医療現場でも、モバイル端末を用いた患者説明や画像確認へのニーズが高まっている。

 今回同社が発売する「C@RNACORE V3.1」は、クライアントとして、従来のデスクトップ型に加え、ノートPCおよびタブレットをラインアップに追加した。ノートPCおよびタブレットをクライアントにすれば、検査室や撮影室などにデスクトップ型端末を置く十分なスペースがない場合でも、CR/DRの撮影状況や画像の受信状況の確認ができるため、撮影作業がよりスムーズに行える。
 さらに、iPadやWindowsタブレットなどのモバイル端末からWebブラウザを介して、C@RNACOREで管理されている画像を閲覧できる「C@RNACORE Web View」を搭載した。無線LAN環境を構築すれば、待合室やリハビリ室など場所を選ばず各種モダリティ画像を確認することができる。
 また、診断を支援する画像処理機能として、「胸部アドバンス処理」を追加した。胸部正面像から肋骨・鎖骨のパターンを検出し骨陰影を低減する技術と、胸部読影用に特化した白黒反転処理との組合せた本機能により、肺野内の肋骨・鎖骨に重なる病変や縦隔部、心臓、横隔膜下にある病変の存在を確認しやすくなることが期待できる。

 富士フイルムメディカルは、今後も各施設の幅広い画像診断ニーズに対応した最適なソリューションを提供し、医療の質や効率の向上、人々の健康の維持増進に貢献していくという。

*1 iPadはApple Inc.の商標
*2 Windowsは米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標または商標

1. 製品名
クリニック向け医用画像診断ワークステーション C@RNACORE(V3.1)
(販売名:富士画像診断ワークステーションCC-WS674型、認証番号:22200BZX00909000)
2. 発売日
平成28年2月1日
3. 標準ユーザー渡し価格
C@RNACORE本体:2,003,000円
(C@RNACOREサーバー、C@RNACORE24インチワイドモニター)
<オプション>
①モバイルクライアントノート仕様:1,260,000円
②モバイルクライアントタブレット仕様+専用台:1,260,000円
③胸部アドバンス処理オプション:1,500,000円

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